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2008.07.07 (Mon)

9. 込み入った事情 (中編)

 昼休み。
 哲也が今休憩時間か分かんないけど、メールを送ってみた。
 そしたら、1分もしないうちに返事が返って来て、とりあえずちゃんと仕事場には行ったことが分かった。

 エレヴェータで鉢合わせした朝の男のことは気になったけど、メールでそこまで聞くのもなんだし、大丈夫ならいいんだって返して、メールを打ち切った。



*****

 家に帰ってメシ食って寛いでたら、もうすぐ日付が変わる時間になってた。

「アイツ、遅いな…」

 まだ、哲也が帰ってこない。
 だからそれこそ子供じゃないし、お母さんじゃないんだから、別にそこまで心配しなくてもいいんだけど、今まで連絡もしないでこんな時間になったことがないし、今朝のこともあるから、ちょっと心配。

 そんなこと思ってたら、投げっ放しにしてた携帯電話が震えた。

「あ、哲也…」

 慌てて受信したメールを開くと、『今日は帰らない』と、あっさりした文面。
 誰かんち泊まるのかな?
 哲也の友達なんて、啓ちゃんと、店の店長さん(友達とは言わないけど)くらいしか知らんから、誰? とか聞いてもしょうがないし、他に行くとこがあるなら、それはそれで構わないから、『分かった』って返して、俺はふとんに入った。

 でもその後で、アイツ、荷物みんなここにあるじゃん! って気が付いたけど、パンツ届けんのも何だし、そのままほっとくことにした。



*****

 でも。
 翌日も夕方になって、哲也から、『今日も帰らないから』って、メールが来る。
 またか…。

「貴久ぁ、今日メシ食って帰らね?」

 昨日が給料日だったから、ちょっと財布の中がリッチな啓ちゃんが、そう言ってきた。
 俺まだ下ろしてないから、そんなに金ないんだけど、どうせ哲也も帰って来ないからまぁいいやって、OKした。



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