恋三昧

【18禁】 BL小説取り扱い中。苦手なかた、「BL」という言葉に聞き覚えのないかた、18歳未満のかたはご遠慮ください。

2008年08月

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17. 続きからもう一度やり直し (中編) 1


 電話を切れば、ジッとこちらを見つめる哲也の視線に気が付いた。

「啓ちゃん。ゴメンだって。きっと後で電話来るよ、お前んとこ」
「ふはっ……啓らしい。…………ありがとう」
「俺に言うなよ。啓ちゃんに言え」
「……そだね」

 哲也はまた涙ぐみながら、それでも笑って、ソファに身を投げた。

「俺ってホントにアホだなぁ」
「何が」

 そう言えば、さっきもそんなこと言ってた気がする。
 俺が言うのも何だけど、確かに最初に会ったときから、ちょっと頭のゆるい子って印象だったけど。

「だって……ここにはもういれないって出てって、10日も行方不明になってたのに、結局またここに戻って来て、貴久の世話になってるなんて…」
「まったくだ」
「……ゴメンなさい」
「そんで、10日も行方くらまして、結局新しく住むトコ見つかったのか?」

 問い詰めれば、哲也は観念したように首を横に振った。

「ホントのアホだな」
「はい…」

 売春? 援交? はいけないことだけど、金を工面するためにそんなことしといて、でも結局宿なしだなんて、ホントにアホと言うか、要領悪いって言うか…。

「あの店も、辞めたんだって?」
「……うん。店、行ったの?」
「行ったよ。店長さんも心配してた。それに、また店に戻って来てほしいって言ってたよ」
「そんな……戻れるわけないじゃん。急に、勝手に辞めるとか言い出しといて、今さらどの面下げて戻ればいいの?」
「服のデザインも辞めんの?」
「……分かんない。俺……ホント、自分でどうしたいのか、分かんないの。デザインしたいとか、服作りたいとか、それは思ってるけど、でもまともに生活も出来ないのに」

 哲也はそこでいったん言葉を切って、溜息のような息をついた。

「貴久にも、啓にも、…………店長にも迷惑掛けて、結局この有様。ホント、自分が嫌になる…。俺がもうちょっとマシなら、ウチにもちゃんといれて、どうにかなってたかな?」
「そんで、大学行って医者になってた?」

 哲也の家のこと、別にそんなに知ってるわけじゃないけど、啓ちゃんから聞く限りでは、とても哲也のこの性分に合いそうもないことだけは分かる。
 哲也自身もそれを分かっているのか、苦笑いしている。

「医者は性に合わない。病院嫌いだし」
「なら、お前のやりたいこと、やるしかないんじゃね?」
「………………そっか、そうだね」

 哲也は大きく息を吐いて、ソファの背凭れにグッと身を預けた。

「やっぱ……もっかい店に戻る」
「そうしろよ」
「……ゴメンな、貴久。ホントにありがとう。……………………で、さぁ……」
「んー?」
「ゴメンついでに、今晩ここに泊めてくれませんか?」
「…………………………」

 やっぱり、ホントのアホだ、こいつは。
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カテゴリー:アスファルトで溺死。
テーマ:自作BL小説  ジャンル:小説・文学

murmur まとめ


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2011年
1228 意外でも何でもなく、大家族に密着した番組が大嫌いです。
1220 意外と、警察密着24時みたいな番組好き。
1216 ボーナスの時期になり、マスコミが公務員は天国のように書いて、国民を煽り始めてますね。でも、みんなが思うほど、公務員も極楽ではないですよ。とりあえず公務員バッシングやっときゃ…て体質は、いい加減、何とかしてほしいですね。
1213 前にズームイン見てた関係で、そのままZIP見てるけど、あの番組て全然ニュースやんないよね。こないだみんなで、超つまんない、て話をしました。でも、かといって他に見る番組もない、似たり寄ったりで。
1210 ルパンTVSPようやく見ました。新声優はそんなに嫌でもなかった。不二子ちゃんはだいぶ若返ったけど(汗)。てか、おもしろかったけど、ヒロインがガキなのはもう勘弁。やっぱ実年齢だけでなく、精神的にも大人の女性がいいです。
1201 紅白なんて見ないから何でもいいけど、何で神田サヤカが出るのか、よく意味分かんない。歌歌ってるっけ?
1130 代替財源がなきゃ厳しいのは分かるけど、自動車税が廃止になってくれたら嬉しいと思う単純な消費者心理の私。
1105 メープルストーリーのCMがうぜぇ、て思ってググったら、やっぱ「メープルストーリー cm うざい」てgoogle suggestionに出てきた。みんな考えることは同じ。
1027 一時停止しない車にはねられそうになった。止まれよ!
1009 銭型警部の声が山ちゃん…。山ちゃん好きだけど、どうなるの?? 不二子ちゃんと五右ェ門の声も変わるし……どうなる!?
1007 SCOOPERに出てる深キョン、何か顔違う?? 髪型のせい? 化粧法? 何回見ても深キョンに見えない…。
1005 らんまのみならず、るろ剣も実写化。どうなってんの?
0927 らんま1/2が実写化…。楽しみだけど、どんな出来栄えになるのか心配…。
0919 足裏の角質ケアを、男の施術師さんにやってもらいました(笑) でも足裏の角質の出来てる位置から腰と首が悪いのをしっかりと見抜かれ、リフレでは、「よくこんなになるまで、何もしないでいられましたね」て笑われましたよ。思ってた以上に足に疲れが溜まってたみたいです。
0915 よぉ~やく原稿終わりました! 連休はお出かけしますが、みなさんのところにもボチボチ訪問できそうなので、優しくしてください。
0908 たまたま見つけた女子高生のブログがすごかった。今の女子高生て、あんなに非常識なの? その子だけが特別? おもしろいんだけど、この子が(年齢だけが)大人になったらどうなるのか、恐ろしい。
0902 今日のルパン(金曜ロードショー)、やっぱ今の放送コードの関係で、大分カットされてますね。その後の会話に関係してる部分もバッサリいってたりしてるし…。てか、そういうのはカットするけど、不二子ちゃんのお色気シーンはOKなんだ…。石原さんに怒られないの?
0826 今朝、出勤途中で雨が降ってきたら、2人組の男子中学生が相合傘してて、1人しか傘持ってなかったんだなぁ、て思ってたら、2人で1本の傘の柄を持ってた…!!!
0811 今日、3時間くらいしか寝られなかった…。
0801 土曜日からの豪雨、新潟・福島は大変なことになりました。幸いにもうちの町は、テレビで報道されるほどの被害はなかったのですが、隣の市は大変な状態です。うちからもそんなに離れてないし、普段からよく行くところなのに。自然てホント怖い。
0728 今年はすごい猛暑だって言ってるけど、ホントに? 去年のほうが断然暑かったんですが。だって今、朝晩とかすごい涼しいよ? 夜、全然寝苦しくない。むしろ寒いくらい。
0717 東京は、私が想像してたよりは、全然暑くなかったです。いや、暑いことは暑いんだけど、他と比べてどうにもならないほどではなかった。外が暑くても、ちょっとどっか入れば、すぐに涼しいしね。
0714 私より6歳くらい若い子が「花金」て言葉を使ってて、すげぇビックリした。今どきそんな言葉使う人、いるんだ…。
0709 IE9にしたけど、あまりの使いづらさに、結局8に戻した。お気に入りが右にあるのもヤダけど、何がヤダって、検索窓がURL欄と一体化しちゃったのが致命的。
0701 企業の土日出勤・平日休み、サマータイムはいいけれど、そうすることで、その企業に勤める人の子どもを預かる保育所は、とっても大変だそうです。テレビではいいところしか言わないけれど、その裏でとばっちりを受けているところもあることを、私たちは理解しないといけない。
0603 緊急地震速報のエリアメール、自分のまさにいるところが大きく揺れても鳴らないのに、すごく遠くで揺れて、こちらが全然揺れないときに鳴るなんて。ホント信用ならない。
0524 最近perfumeがかわいくて仕方ない。大好き。
0521 今日のふしぎ発見、真くんがパーフェクト賞だった。26年で3回目だって。私、そのうちの2回を見てる。てか、真くんて。私よりだいぶ年上だってば。
0520 今日は暑かったですね。半日、作業着に長靴で外仕事したらグッタリ…。……年か…?
0424 久しぶりに会った友人(女)が、冗談で言うレベルでない、本気のドSだと発覚。衝撃を受けつつも、本物のドSに会えたことに、若干感激。
0411 みなさまのところにご訪問できず、すみません。仕事の多忙は一段落しましたが、原稿の遅れを取り戻すため、がんばってます。一段落したら、伺います~!
0406 さよならドロシー(1000のだいすき)の更新を再開しました。気持ちが滅入りそうなときは、好きなもののことを考えるのが一番。
0326 高校時代の友人に会いました。地震の前からの約束で、1度はダメになりかけたんですけど、何とか都合をつけて会った。でも無理してでも会えてよかった。元気を貰った。明日は急きょ仕事になったけど、がんばれそう。
0310 ここしばらくずっと足首が痛くて、「整骨院、行こうかな」て言ったら、「やめといたほうがいいよ」て言われた。どうすりゃいいんだよ。
0305 大好きな喫茶店で、「いつもどうも」て言ってもらえた! ときどきしか行けないけど、覚えてくれたんだろうか。嬉しい!
0228 何か昨日、カウンターの調子悪かったですか? 私、自分がテンプレ弄りすぎたせいで、タグが変になったのかと思ってたら、人様のブログでもそうだった。
0226 昨日イタリア料理を食べたんですけどね、普段そういう本格的なものを食べない人なんで、あれがお手頃価格なのかどうか、判断できませんでした…。めっちゃおいしかったですけどね。
0220 B'zがCM出演~~~(@_@;)!!?? 超カッコいい~~~!!!
0220 今テレビつけたらプリキュアやってたんだけど、変身時間長ぇ! この間にやられるわ!
0214 B'z松本さんがグラミー賞受賞した~~~!!! ヤッター\(^o^)/
0212 三連休なのに、昨日は急きょ午後から仕事でした…。もう解決したからいいけど。残り2日は休むぞー!
0206 親の車が壊れて、車庫の中でエンジン掛からなくなった……のはいいとして、私の車、その後ろに停めてあるから、車庫から出せないんですけど! まぁいっか…仕事、歩いて行ってるし…。
0203 今日は、ブログの管理ページも繋がりにくかったし、村もpingが飛ばないし、もー何なの。
0125 FPの勉強をしたくてユーキャンのHPを見てたら、それよりもラブリーイラストの講座を受けたくなってしまった…。
0125 ラサール石井さんが、32年連れ添った奥さんと離婚したそうですが、2人は15年ほど前から別居中だったとか。テレビでこれ聞きながら思ったんですけどね、15年前から別居中なら、32年間「連れ添って」はいないと思うんだ。
0122 昨日の夜から今日1日かけて、家計簿の整理しました。前はexcelのピボットテーブルで管理してたんですが、今度はフリーソフトに変更。データの移行を1つ1つ手作業でやるという強硬手段に出るあたり、暇人だよね、私。
0121 芸能ニュースには全然興味なくて、ズームインでエンタメコーナー聞き流してるくらいなんですが、何をしたわけでもないのに、連日沢尻エリカが取り上げられてて、何か笑える。今日はサングラスを外して姿を現した、て言ってたよ! 日本は平和だね。
0116 フェリシモ(haco.)の「はこのゆ spica おとなおばけタオルの会」、むっちゃん、超好きそう。絶対楽しんじゃうと思う。
0112 携帯電話のメモ機能に、「傍若無人」て入力してあるのに気付いたんだけど、何でそんなのメモしたのか忘れた…。戒め?
0109 新しい携帯電話、いいだんだけど、充電が終わったときの確認音があまりにも儚すぎて、気付けない。
0108 結局「千と千尋~」見てから寝ちゃった。この映画好きだけど、全体的に展開が速くて、何か寂しい…。千尋が銭婆と会ってからとか、みんなお別れがあっさりしすぎとか思う…。
0101 好きカプアンケ始めました。よろしければ。

2010年
1231 カズちゃんが片思いだったとき(1stシーズン)のテーマソングは、ELTの「Shapes Of Love」がいいな、て思った。
1229 昨日飲みすぎたせいか、風邪引いたのか、いまいち調子がよくない…。
1225 テレビ届いたの嬉しくて、昼間から酒飲んでテレビ見てる。超キレイ!!
1223 テレビ買った。11月は1か月待ちとか言ってたけど、今はすぐ買えたよ(*^_^*) 11月に注文した人たちのもとへは、もう届いてるんでしょうかね。
1216 朝、一時的に繋がらなかったようで、申し訳ありませんでした。でもウチなんて、サーバーがダウンするほどアクセスは集中しないと思うんだけど…。fc2でトラブルが起きたのを、「アクセスが集中して…」みたいな書き方でごまかしてるんじゃなかろうかと、時々思うわけです。
1214 朝はズームイン派なんですけど、今朝たまたまめざましテレビ見たら、6時台の軽部がめっちゃ早口で何言ってんのかさっぱり分かんなかった。もう見ない。
1213 今年もクリスマス小説は、年越し予定です…。
1211 都の条例は可決の見通しだそうですが、仕事や収入に直結している分野への影響は、当たり前ですが、大きいですよね。出版社とか作家さんとかだけでなく、書店やイベント会社、イベントを行っていた会場とか。こんなに影響の大きい条例が、こんなにあっさり決まっていいのかな。
1209 ケータイのお店行ったけど、高ぇなぁ。テレビ買えるわっ!! て思った。
1207 目がピクピクする~。
1201 1つの番組の中で、普通のニュースと芸能ニュースの両方で報道してたけど、世の中の人は、そんなにも海老蔵のことに関心があんのか。私は全然興味ない。
1123 今、ブクログのパブーで本を読んで登録すんのが熱い。今度、BL以外のお話は、ここにアップしようかな。
1118 歯磨くの力入れすぎ、て歯医者でかわいいお姉さんに笑われた。
1112 職場の暖房は点けるか消すかしか出来ないから、点け始めると地獄のように暑いわけです。贅沢な悩み? でもこの暑さは具合を悪くするって、マジで。
1104 2日くらい前から腸が痛いです…。また腸炎? あの悪夢はもう勘弁…。
1028 わざわざ金と時間を掛けて事業仕分けとかしてんだから、「蓮舫vs小泉」とか、いちいちニュースで取り上げてる場合じゃないだろ。こんなだから、段々ショー化してくるんだよ、ホント。
1025 性懲りもなく、また蚊に食われた。
1015 昨日行った100均の店員がめっちゃイケメンだった。でも他の店員がおばさんだから、何かつまんねぇな。
1011 バーン・ノーティスの吹き替え、山田康雄かと思ってたらクリカンだった。マジ似てる。ルパン以上。
1010 小田霧響子の嘘、おもしろかったけど、日曜の夜…。できれば早く寝たい私。
1004 あーもうっ、衣類に虫コナーズの歌が頭から離れないっ!
1003 「っポイ」て最終回だったんですね。長かったよね。何か無性にさみしい…。
1003 やっぱブラをワンサイズ大きくしました。胸板がね…筋肉付いたみたいだから…。
1002 何なんだ、この暑さは。
1001 昨日は原稿するはずが、バカ殿見ちゃったよー。バカ殿、おもしれぇなぁ。
0929 お母さんが、「歯抜いた」とかっつって、前歯が2本なかった…!
0927 コメント投稿した後に出るノートンの広告(犯罪者Nのヤツ)が怖い……ていうかキモイ。
0926 ブラタモリの第2シリーズが始まる~。嬉しー。
0924 ちょっ…もうマジで寒いんだけど!!
0921 何か首筋に吹き出物が吹き出しちゃってる。ヤダー。
0919 歯磨きしてるとき、くしゃみ出そうになると困るよねー。てことで、これから出かけてきまーす。
0915 今朝、お家PCが壊れかけて超焦った(>_<) windowsサービスに接続できません、とかって、vistaのエラー。直ってよかったー。
0911 ズムサタのモッチーの年齢を知ってビックリ(@o@;) 20代だと思ってたー。
0908 アホな話をしてもいいですか? 何か最近、ブラがきつくて合わないの。別に太ってもいないし、もちろん胸もデカクなってないのに。何の現象? 人からは、筋肉ついて胸板厚くなったからじゃない? とか言われた。胸じゃなくて、胸板…。
0902 ぎょへー、もう9月!?
0901 blogram、昨日は「仕事」と「恋愛」がキーワードとしてピックアップされてたのに、今日は「健康」…。
0831 友だちとも散々話したんだけど、結局のところ、twitterのおもしろさって何なの? やってる人も一緒に話してたけど、最終的に導き出された結論は、「おもしろくない」でした。
0830 昨日と同じお話を1時間ほどアップしてました。この間にお越しくださった方、本当に申し訳ありませんでした。
0829 昨日は、今世紀最高に眠かった。
0824 大黒摩季さんも活動を休止するそうで……何かもう…(涙)。
0823 コナンの69巻がよぉ、めっちゃいいところで切れやがってよぉ、続きが気になるじゃんよぉ。
0819 暑さのせいか、2時間半くらいしか寝らんなかった。
0817 やっぱ黒背景は見づらいかなぁと思って、テンプレ変えました。てか、私の目が疲れた。
0815 1年ぐらい片付けをしてなかった同人誌を整理しました。二日酔いなのに。
0810 ↓ 止まりました。
0810 鼻血なう。
0808 2泊3日の東京出張から帰ってきました。新宿のワシントンホテル、値段の割にめっちゃ普通だった。アメニティは全然充実してないし、サービスもいまいち…。なのに何であんな高いの??
0803 ↓ 探してる間中、「意味分かんない」ばっか言ってた。
0803 ↓ 見っかった。
0803 テレビのリモコン行方不明なう。
0801 愛内里菜ちゃんが引退するそうで……もうホント泣きたい。
0731 スパムコメントの件、分かりました~。もしかして私と同じ言葉で弾かれてた人、他にもいたのかな。そうだとしたら、本当にごめんなさい。設定、少し緩めました。
0730 スパムコメントの判定、厳しくなってます? 編集画面のコメント返信で書いた自分のコメレスが、スパムコメと判定されました…。
0721 原稿週間にて引き籠るため、みなさまのところへのご訪問が減ります。ゴメンなさい!!
0721 ↓て言ってたのに、19日会議だった…。しかも知ったのが、18日の23時半ごろ…。
0716 3日間の研修終了!! これでゆっくりサイト回り&原稿週間に出来る~~!! 3連休は回って回って書くぞ~!!
0712 肩が凝りすぎてて、首も動かない…。もうイヤー(>_<)
0704 大好きだったサイトが閉鎖して、ガーンてなってから数年ぶりに、そのサイトが復活してるのを偶然発見。しかも2件。嬉しすぎる。
0703 fc2プロフで作ったアバターが意外と似てて何か笑える。
0702 携帯電話の、ホストクラブの経営シュミレーションゲームにはまってしまった…。こんなことしてる場合じゃないのに~…て、いつも言ってる…。
0701 何かfc2のサーバの調子悪い? 記事の投稿がなかなか出来なかった…。しかも保存ボタン4回くらい押したら、「過去の記事の管理」に同じ記事が4つになっちゃった。ブログから見ると1個なのに。何、もぉ~~~!!!
0625 久々にドラえもん見たら、ジャイ子の声に違和感…。ドラえもんの声には慣れたけど。
0616 何かこのところ、いろんなことでバタバタしていて、気持ちが落ち着かない。
0606 アガサ・クリスティー展に行ってきました。アガサ作品、読みたくなった……けど、時間がない…。
0527 ずっとずーっと長年「ドラマチック・ルネッサンス」と思っていた言葉が、「コスメティック・ルネッサンス」だった…。
0527 何でこんな寒いの? 意味分かんない。
0519 前任者がでたらめな仕事をしていたとばっちりで、ただいま仕事が猛烈に忙しいです…。
0510 「1000のだいすき。」のために、JUGEMを借りてしまった…。
0508 苔玉とか育てたい。
0501 今日は昼から酒を飲んでたんで、眠たいす。
0429 私のスケジュールに、休肝日はないっ!
0427 大阪…。
0422 やっぱり! 5,000円のお手持ちを払って招待された歓迎会、普通に参加した人の会費は2,000円だった…。課の中で私がダントツで年下なんだし、もうちょっと配慮してよ…。
0421 レディ・ガガさんのライブ、普通のほうはテレビカメラNGなのに、シークレットライブのほうはOKらしい。シークレットの意味は?
0417 怪物くん、意外とおもしろいな(笑) 子どものころ、アニメ見まくってた。あんまストーリー覚えてないけど、大好きだったらしい。そういえば、今も主題歌歌える。
0413 5,000円のお手持ちを払ってまで、歓迎会なんて参加したくないよ、マジで。よっぽど食べたり飲んだりしないと、歓迎される側のほうが損しないか?
0402 職場のPCが突然ものすごいバカになって、全然うまく変換してくれなくなった。
0326 今日の産経新聞1面にあった曽根綾子さんのコラムには共感。挨拶は大事ですよ、やっぱ。
0320 ネタメモの中に「ヨーグルト」というキーワードがありました。何を書きたかったんだろう、私。
0319 自分的にはロングヘアも気に入ってるのに、髪を切ったらみんなに、「短いの似合うねぇ」てやけに言われて、何か複雑な気持ち…。
0317 4月からの人事異動が出ました。部署が変わります~。忙しくなりそう…。
0315 献血で、めっちゃかわいいハーフのお姉さんに血を採ってもらいました。幸せ。
0308 6日の東京ドーム行ってきました~。今回はとってもいい席で、50mくらいの近くで稲葉さんと松本さんが見えて、感激~(*^_^*) 今回のアルバムも大好きだから、とっても楽しかったです~。
0303 政府が、大型連休の地域ごとの分散化を検討しているとか。何でそんなアホなことしか思い付かないんだろ。それで世の中がよくなるとか、本気で思ってるんだろうか。あまりのアホさ加減に、久々に絶句しました。
0226 新幹線の中で、目力アップのため、20分以上かけてマスカラしてた女の子2人が最後にとった行動……それはサングラスを掛けること…! まつげ見えないじゃん!
0222 今日はママの誕生日だったんですが、プレゼントを買ってる時間もなく、現金で…(>_<) 封筒にHAPPY BIRTHDAYて書いたけど、英語が読めたのやら。カタカナにすればよかった…!
0218 書きたいと思ったときに書きたいことを書かないとダメですね。書きたいネタがあったのに、先に仕上げたいのがあるからと後回しにしていたら、書きたい気持ちが失せて書けなくなってしまいました…。他の書きます(+_+)
0216 テンプレが落ち着かなく、てすみません。
0216 カテゴリを再編したら、contentsとかリンク先が変わってしまった…。一応直したつもりですが、変なところに気付いたら教えてください。
0214 やっと録画してたルパンが見れる……て原稿が…。
0211 今日はうちのパパの誕生日だーて思ってたら、鳩山さんもお誕生日でした。ハピバ。
0209 何か急に視力がガタ落ちした気がする…。
0206 寝る前にハードボイルド系のサスペンスもののゲームをしてたら、まんまと夢がサスペンス仕立てになってました。単純。
0130 本をBossaBooksからブクログに全移行しました。それぞれにいいとこ悪いとこがあるんですが、ブクログは、本もCDも一括で管理ができるんで。
0122 本番シーンがないのをいいことに、全然R指定にしてないんですが、今の話って、R15とか? 分かんない。
0120 何か…耳がずっと、高い山に登ったときみたいになってて、気持ち悪い。耳抜きしてるのに~。
0114 雪すごすぎて、家に帰れないかも…。
0114 大雪は例年のことですが、今日もすごい大雪で大変な騒ぎになってるのに、トラバテーマで「雪、降った?」とか、軽く聞かれてんのが、すげぇムカつく。雪降りすぎて、出勤できない子もいるのに…。
0112 リンク1件追加しました。ずっとリンクお願いしようと思っては、声を掛けそびれ、今に至るんです、ゴメンなさい。
0106 大手企業のサイトが次々にウイルスに感染してますね。GENOウイルスのときみたくならなきゃいいですが…。

2009年
1229 LUSHのカタログを見ながら、よからぬ妄想ばかりしてます。
1226 Starry☆Skyの星座彼氏シリーズというものが、大変気になってます。
1226 テンプレ変更しました。read meを記事としてアップする手法に変更しました。てか、こんなことしてたら、年賀状が…。
1221 日本から年賀状という制度を、いい加減に廃止してほしい。それがダメなら、せめて職場の中でのやり取りは、なしにしてほしい。誰が喜ぶの?
1219 拍手の不具合、ユーザーフォーラム見たら、同様のことが起こってる人がいる模様。でも解決策は出てないですね。携帯から見るとちゃんと表示されてるんですが。
1217 PCで見ると、昨日から拍手の表示が反映されてないんですが…。でも特に障害情報とかも出てないですよね。私何かした?
1215 ここしばらく美容室とか行ってないのに、最近妙にパーマラインが復活してる。
1209 書きたいシーンだけはどんどん具体的になっていって、それだけで1つはお話書けそうなんですけど、実は全6編のシリーズにしたくて、でも残りの5話は何も決まってないもんだから、ちっとも何にも先に進みません。けど、ここで見切り発車したら、絶対後悔する予感。
1206 「アダルト×」てなってるテンプレ、私て使っていいのか、とっても悩みます。規約に同人ならOKてある場合は楽なんですけどね。
1205 疲労困憊すぎて、眠いんだか風邪ひいてんだか、よく分かんないっす。会議、長かったっす。ホントは休みなのに…。
1202 37度くらいの微熱がずーっと続いてるんです、て子が出勤してくるんだけど、こんな時期なんだから、休んでほしい。というか、その子が、『健康です』てときをあんまり見掛けたことない。
1126 ボーとしてたら、いつもの更新時間を過ぎてた…。スミマセン!
1120 ラピュタ見終わると、無性に「バルス」て唱えたくなる。
1117 すっごいよく効くハンドクリームが欲しい。
1115 おいしいマカロンが食べたい。
1109 今朝、アクセスが集中してるとかで、ブログに接続できんかった…。自分のブログなのに。お越しいただいたかたで、見れないかたがいらっしゃったら、申し訳なかったです(>_<)
1103 雪降ったーーーーー!!!
1102 さむーーーーーーい!!!
1023 三枝夕夏 IN db が解散するって。ガーン…。
1023 今日で中越地震から5年。何だか不思議な気持ちです。
1014 B'zの新曲、めっちゃいい~!! アルバムが楽しみすぎる。でもその前に稲葉さんのCD出るんだよね。ワクワク。
1013 大宮のKIOSKは単4電池2個で370円だったのが、ひらせいは4個で65円だったのですが。これをぼったくりと言わないで何と言うのか、誰か教えてほしい。てか、KIOSKの店員さんに教えてほしい。
1013 ちょっ…昨日の総拍手数、半端ない。ありがとうございます。めっちゃ嬉しいです~!!
1008 台風、新潟県に最接近したときも、ウチらのとこはビックリするくらいあっさり通過していきました。よかったー。でも日本各地では被害がすごかったようですね。早く復旧できることを願います。
1001 ブラタモリがレギュラー番組化されて超嬉しい。
0928 生理不順? 不正出血? みたいな、何か生理が微妙に続いてて凹む…。
0923 虫の飛ぶ音がうるさくて、夜中、目が覚めた。どんだけ。
0916 何かみんなのように顔文字マスターになりたい。
0911 ドラえもんてときどき泣かせにかかるから、憎いよね。普通に泣いたし。
0908 ゴルフの遼くんは、いつ見てもずっと17歳な気がする。年、取ってる…?
0901 私、意外と教育テレビ好きかも。今日は「ハートをつなごう」を見入ってしまった。死にたい気持ちが消えない女子高生のビデオ日記。超見るっつーの。
0826 とうとう身近なところにまで新型インフルが迫った来ました。何か、いつ感染してもおかしくないかも…。
0820 友だちが、流行りの婚カツとやらをしてみようか、なんて言い出して、ちょっと羨ましくなった。私も早よ結婚せな…。てか、相手がいないことには始まらないのにね。
0816 昨日は1年半ぶりに会った友だちとBBQでした。楽しかった♪
0814 何か…二日酔い? そんなに飲んでないけど…。やっぱビールと焼酎とワインを混ぜたのがいけなかったのかな…。
0808 久々に「中学生日記」見たら、おもしろかった。「宇宙戦士アクロバッターの帰還」てヤツ。
0807 先週の金曜日も職場で蚊に喰われたのに、今日も喰われた。しかも3か所。しかもまた夕方。金曜日の夕方は要注意。
0805 何でいちいちプロサーファーの前に「自称」を付けるのか知りたい。そこまでして職業を言わなくても。やっぱ「無職」てわけにはいかんのか。
0804 今年はキュウリが採れてしょうがないのに、値段が高騰してるとか。不思議だね。
0801 何か今年は、やたらと蚊に食われる。
0729 ただでさえ仕事が遅いのに、仕事の優先順位のつけ方もおかしいヤツと一緒に仕事をしてるので、毎日イライラの連続。いっそ辞めてほしい。
0728 最近、体育会系大学生のAV出演バイトが増えているそうな。あ、ホ○系AVですよ。肉体系のは需要が多いらしくて、お小遣い稼ぎにいいらしいです。事実は小説よりも。
0726 怒涛の忙しさから、ようやく解放されました。今月は、殆ど家にいなかった…。これでようやく落ち着いて、みなさんのところへも、伺うことが出来ます。
0721 早めの夏休みで、友だちと韓国旅行してきました。今、円が強いから、かなりお得です。てか4泊5日……仕事は頑張ってるんですよ。
0714 昨日の夜、なかなか寝付けなかった気もするけれど、それ自体が夢だったような気もする…。
0713 昨日のブログ拍手の不具合、fc2のお知らせにも全然載ってませんね。このままスルーするつもりだったら、何か許せない。
0712 帰ってきました。疲れました…。
0709 蚊の存在意義が分かんない。
0706 きのう雷鳴ってるときに風呂に入ろうとしたら、「水に浸かってると通電する…」てお母さんに風呂入るのを止められた。そんな。
0704 最近のfc2さんの管理画面にイライラさせられっ放し。新しい記事を書くとき、画面が中ほどまで勝手にスクロールするのとか……そんなリンク設定、ホントやめてほしい。てか、本気でfc2やめたい勢いでイライラする…。
0704 ころころテンプレを変更してすみません。やっぱ記事トップにフリースペースがないと不便で…。どこドアさんのテンプレは使いやすい、安心して使用できます。
0629 リアルに「○○先輩」と呼ぶ人に出会って感激。女の子→男の先輩でしたが。
0623 ノンアルコールビールのまずさに仰天。
0622 コメント欄にタイトルが表示されるようにしたり、フォントサイズを調整したり……テンプレを変更すると、何かと大変です。
0620 LUSHの会計待ちの間、イケナイ妄想をしてたけど、「君といる~」のみなさん、寮生活だから、お風呂でいろんなことは無理だった…。
0616 B型…orz。
0614 12時間も寝たのに、まだ眠い。
0612 倉木麻衣ちゃん、超かわいい。
0608 膝に紅茶ぶっかけて火傷した…orz
0607 カフェボッサ、久々にBL本追加しました。でも誰とも繋がれず…orz
0606 PCテンプレに検索避けを入れたら、携帯用のテンプレが検索に引っ掛かるようになってしまった。何てこった。
0601 カフェボッサの蔵書追加の影響で、昔読んでたマンガとか、いろいろ読み返してたら、ハイスクール・オーラバスターに今さらはまりまくり。希沙良、超好き。
0528 総拍手数が1万を超えてました。いつも拍手してくれるみなさん、本当にありがとうございます!
0527 カフェボッサ、蔵書はどんどん増えてるんだけど、BL関係、全然増えないし、あんまり繋がれない…。切ない。
0520 げの だいぶ広まってるみたいですね。今のところ感染はしてないけれど、心配。しばらくはPCでのネットサーフィンは出来ないかな…。
0518 今朝部屋ですっ転んで、両膝をダンッ! てぶった。青痣。
0517 ヘタレ×お姫てカップリングが好きなんだって、改めて思った。
0509 カフェボッサのマイ棚に蔵書を増やすのが楽しくて仕方ない。でもいまいちBLが増えないんだよなぁ……何で?
0508 リンクの整理をしたら、リンク切れ(消息不明)が2件も見つかって、激しくショック…。
0506 今日は振替休日なんだそうで……一体いつの分を振り替えてるの?
0503 最近ビールのCMで、B'zのZEROが掛かって、すごい嬉しい(^^)
0502 何か最近、すぐにお腹がギュルルてなる。
0424 水谷さんの「地方記者・立花陽介」シリーズのDVD-BOXがめっちゃ欲しい。めっちゃ欲しい。でも全4BOXなんだ…。
0419 何で深酒ってやめられないんだ。
0415 最近の私の口癖 「大丈夫です」
 どんだけ人に心配されてんだ。
0412 サザエさんのOPが今、新潟県で、何か嬉しい。
0410 アカマイ設定、いまいち速さを実感できず…。
0405 久々に休みの日にゆっくりPCが弄れるー、みなさんのとこにもゆっくりいろいろ回れるー、とか思ってたのに、起きたらもう10時半過ぎてた…。私なんて、所詮こんなもん。
0327 ルパンvsコナン……夢のようだ。
0327 明日は旅行だー。でも雪だーorz
0326 今さら雪降った。
0322 マクパペットをカズちゃん・亮タン・翔ちゃんに変更しました。もっと小物が充実したらいいのになー。
0318 黄砂? 花粉? 鼻水止まんないです。
0316 金田一エンド終わりました。てか、DSやりすぎやで、私…。
0315 コナンエンド終わった。後は金田一…。
0315 昨日から、DSのコナン&金田一少年の事件簿やりまくりで、肩が痛い…。小説、書かな…(´Д`)
0310 次回アップの長編を書き終わりましたー。でも長編書き終わると、次のネタがすっかり枯渇する…。
0304 60,000hit超えてました。ご訪問くださるみなさま、本当にありがとうございます!!!
0213 真逆の季節から連載が始まったのに、この時期にバレンタインの話が来る奇跡。
0209 昨日初めて一記事に50以上の拍手をいただきました。どうしよう、すっごい嬉しい。
0126 ここ数日、本当にたくさんの拍手をいただいております。昨日は、過去作品を含め、トータル拍手数が過去最高で、涙が出るくらい感動しました。ありがとうございました!
01111 maku puppetでゆっちとむっちゃんを作りました。私がNoセンスなばっかりに、何か服がダサい…。
0107 何か急にかわいさを目指したくなった。

2008年
12/31
 年内にまさかの50,000hit超え。本当にありがとうございます!!
12/24
 クリスマスの企画も特にないので、年末いっぱい小ネタ祭りでカウントダウン決定。夜中アップ予定。
12/16
 リクエスト用のアンケートとか……ホントはもっと計画的にやるんだろうなぁ…。あと1週間でクリスマス……何もしてないorz
12/11
 フィーリングでバナーを作りました。about及びlinkカテゴリにあります。使いたい方はご自由に。あ、私が作ってますから、ダサさ満載ですけど。バナー台は死ぬほどすてき。
12/9
 検索避け入れてます? 入れたほうがいいのかなぁ。変な名前のブログだし、直にブログ名で検索しなきゃ引っかかんないかな? でも外部リンクも多いしなぁ…。
12/2
 fc2小説なるものがリリースされましたね。編集は簡単そうですが、テンプレは一律だし、文字サイズとか行間の変更も出来なそう…。作品を探すうち、誰が書いた作品なのかも分からなくなってくるし……作品を読む側には、分かりづらそう??
11/27
 人様のところのように、かっこよくキリ番とかしてみたい気もするけど……50,000hitとかしたら、誰かリクエストとかしてくれるんだろうか…。
11/25
 お久しぶりです。ところでこれから冬一直線なのに、季節感が春の話を書いてもOKですか?
11/12
 2話更新したいとき、そのうちの1話を夜中に予約投稿するという技を覚えた。
11/10
 PCに向かうときは、多めに瞬きしてくださいね、てドラッグストアの人に怒られた。
10/31
 fc2のバトン、まだ答えたいのがないけど、それを回答してアップすると、ブログにどんな風に表示されるのかが見たい。
10/28
 スパムコメントがまた増え始めたので、コメント送信に画像認証を採用しました。面倒くさいとは思いますが、よろしくお願いします。
10/27
 「12」が長かったんで、半分に分けました。本日12と13の2話アップです。
10/24
 今さらですけど、ジキタリスは花の名前です。名前の雰囲気と花言葉で選んだんですけど、実際にどんな花か知らない…。
10/23
 今回も短いため2個アップ。自分の首を絞めてるかな…?
10/19
 昨日1日で、泣きたいくらいにたくさんの拍手をいただきました。本当にありがとうございます。過去作品も読んでくださるかたがいると分かると、何とも言えない嬉しい気持ちになります。これまでも、過去作品に拍手をくれた方、ありがとうございました。
10/18
 ジキタリス、スタートしました。第1話があまりにも短かったんで、初回は2個アップです。
10/16
 あまりの中身のなさに、今日は2個アップです。
10/12
 投票開始から1か月経過したため、現在の投票数トップ「最新記事」をメニューに追加しました。レイアウト等は今後修正していきます。ご意見あれば、お気軽に。
10/11
 超中途半端に、今日で祭り終了です。明日からちょこっとメインカプのお話、始めます。
10/6
 祭りの後は、メインカプのお話を書いて、それから別の薄暗い感じの長編でも書こうかな、という気分です。予定は未定です。
9/22
 こんな、男ばっかが出てくる話を書いてるのに、男の名前を考えるのが苦手なので参ります。女の子の名前ならすぐ思い付くのに…。
9/17
 fc2拍手がまたリニュしてブログに使いやすくなったみたいですが……やっぱり何度トライしても、思うようになりません…。
9/14
 明日から、気が済むまで短編小説祭りです。
9/11
 投票はお気軽に。自分のこだわりだけのレイアウトで、他の人が見やすいか分からないので、意見を知りたいだけです。期限は設定してません。
9/9
 「アスファルト~」終わったら、短編小説祭りに入る予定……は未定。
9/6
 今週末も仕事、次の三連休も仕事、その次も予定あり……あぁ~、ゆっくりサイトを回れない~~。
9/4
 子どもだから、またオンラインゲームとか携帯のゲームとかにはまってます。こんなことしてる場合じゃないんだけどなぁ。
9/2
 「アスファルト~。」もそろそろクライマックスですが、終わったら即効バカ話でもいいですか?
8/31
 休み前だからって、調子に乗って2日連続で夜中に更新してしまった…。
 明日からはまた、通常体制です。
8/30
 素朴な疑問。みなさん、一体いつ寝てるんですか?
 夜中に更新したり、コメをくれる人を、本気ですごいと思う。
8/29
 言ってみたいかっこいいセリフ。
「私、ストーリー重視で書いてます」
8/29
 花粉症が悪化する一方です。苦しい…。
8/27
 fc2拍手が諦め切れない~。誰か教えて…。
8/26
 私、1記事の分量、多いっすかね。よく分かんないけど、記事、長いよね? 単に行間を開けて書いてるから?
8/25
 こんなことしてる場合じゃないのに、またオンラインの脱出ゲームにはまった…。
8/24
 DBエラーで新しい記事が書けなくて、めっちゃ怖かったー。もう直ったみたいですね。
8/23
 酔った勢いで、こんな時間(am12:00とか)にアップしました。朝にもまたアップしてたら、笑ってください…。
8/21
 中途半端なエロ小説ばかり書いてますが、趣味の世界なので、どうか見逃してください…。
8/18
 何か、ちょっぴりうまく改装した気になってたけど、よく見たら、サイドメニューの左右が入れ替わってるだけだ…。
8/16
 ホントは、シンプルなテンプレにしたいのに…。何でウチって、人様に比べてゴチャゴチャした感じがするんでしょう。
8/16
 うっかり「高校生男子」スタートです!
8/15
 エロ書きたい…。暑いし。
8/14
 みなさんがどこから来てるかとか、どんな言葉を検索してるかとか分かって、いいと言えばいいけど、知らなくていいことまで分かるから、何か…。アクセス解析やめようかな…。
8/14
 世間はお盆休みなんすね。仕事してるから、実感ない。
8/11
 よかった…生理来た…。
8/8
 バトンに答えてみました。ドキドキ…こんな感じでいいのかな?
 ちなみに、「about」のカテゴリに入れてます。
8/7
 ブログ拍手にもお礼のページが出来たみたいですが、あれって、FC2拍手をブログに設置した場合ってことなんですかね? いまいち意味が分かんないんですが…。fc2のマニュアルって、分かりづらくないですか?
8/3
 誰も気付いてないし、気付きたくもないと思いますが、「アスファルト~」の各話のタイトルの頭文字は、1から順に…(正解しても、何もありませんが。分かった人だけニヤリとしてくだされ)。
7/29
 スポンジボブのテンプレが、すげぇ気になる…。
7/26
 R15とかR18とか、そのボーダーラインがよく分からないんですが…。キス以上、本番未満はR15?
7/24
 長編連載中ですが、週末辺りから、拓海くんお誕生日小説開始しようかな、と。全5回のエロ小説ですが、いかがでしょうか?
7/21
 最近のお気に入り→グザグザのコーヒーゼリーが入ってるカフェオレみたいなの。超うまいと思う。
7/18
 拍手、直ったみたいですね。昨日の夜に見たら、今まで書いたお礼が全部ぶっ飛んじゃってて、すごい焦ったんですが、今見たら大丈夫になってました。ホッ…。
7/17
 何か拍手の調子が悪いみたいですね。反映も遅いみたいですし、コメントも見れない感じ…。メンテナンスは終わったってなってるのに…。直ったら、後でちゃんと見れるんですよね!?
7/15
 fc2拍手のほうは、お礼のSSみたいなの、書けるらしいですね。ブログ拍手のほうも出来たらいいのに。でももう1個借りても、管理しきれない…(それだけのことも!?)
7/13
 何だか毎日、恐れ多いくらいの拍手数、本当にありがとうございます!! 小心者なんで、拍手数がいつもより増えただけで、ドキドキしております…!! これからもよろしくお願いします!
7/11
 読み切り短編まつりがやりたい…。でもこの長編、途中で途切れさすのもヤダし…。でもメインカプの拓海くんのお誕生日も近いから(←)、BD小説アップしたいし…。何をどうしたらいいんだろう…。
7/10
 このひとこと欄、スクロールバーが出るヤツに変えたんですけど、文章短いと出ないんですよね。寂しいんで、無理やり書き足しました…。
7/7
 初見のかたが迷いやすいかと思い、read meを作ってみましたが、いかがでしょうか?
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カテゴリー:notes

17. 続きからもう一度やり直し (中編) 2


 前に哲也が使ってた布団はそのまま残してあったから、それを貸してやる。
 別にどこで寝たって構わないのに、哲也はわざわざリビングのほうに持ってって敷くから、どうしたのかと尋ねれば、

「だって貴久、嫌だろ?」
「何が?」
「俺に寝込み、襲われたらどうすんの?」

 ニヤリと口の端を上げて笑われて、さっきのキスを思い出す。

「ぁ…、」

 あぁー………………なるほど。
 哲也なりに気を遣ってるわけね。ゲイやって打ち明けて、ノン気のくせに、それでも泊めてくれるって言った俺に対して。

「冗談だって。俺、ノン気には手ぇ出さないし」
「そりゃどうも」

 てかお前、襲うって、そのちびっこい体で何言ってんだ。

「じゃ、お休みー」

 少々呆れ気味に哲也に挨拶して、俺は寝室のドアを閉める。それから鍵を閉めようとして、鍵なんて、そんなの初めからないことに気付く。
 そりゃそうだ。
 1人暮らししてるアパートの1室で、それぞれの部屋に鍵なんか付いてるわけがない。

 いやいやいや、鍵て。
 めっちゃ意識してるじゃないですか、ボク。
 哲也に襲われるんじゃないかって、思ったってことか!?
 でも襲いはしないだろうけど、キスはしてきてるもんな、アイツ。

 リビングに寝室に、ダイニングを兼ねた台所。
 1人で住むには部屋数が多くて無駄に広いこのアパートも、会社から補助が出るから住めるわけで。
 最初は、この広さに慣れて荷物とか増えたとき、次引っ越すの大変だって思ってたけど、今だけはホントに感謝してる。
 部屋が1個しかなかったら、それこそ哲也と同じ部屋で寝ないといけないわけで。

 ……って、やっぱり意識してんじゃん、俺!!
 違うって!
 違うよ、ホント!!
 哲也が余計なこと言うからっっ!!

「はぁ~~~~」

 もう寝よ……。
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カテゴリー:アスファルトで溺死。
テーマ:自作BL小説  ジャンル:小説・文学

17. 続きからもう一度やり直し (後編)


「……貴久、昨日ちゃんと寝た?」

 朝起きて、いつもどおりにメシの支度をしてれば、哲也が人の顔をジロジロ見ながらそんなことを言ってきた。

「寝たっつの。何で?」

 ホントのこと言えば、いろいろ考えすぎてなかなか寝付けなかったけど。

「何か目ぇ赤いよ?」
「、」

 コイツ、アホのくせに鋭いっ!

「いいから早く顔洗ってこい。店行って、店長さんに謝んだろ?」
「うー……うん」

 哲也は複雑な表情のまま、洗面所に向かった。
 一応昨日のうちに、店長さんに電話して、やっぱり店に戻りたいってことは伝えたけど、どうも哲也は自分が身勝手すぎるんじゃないかって、ずっと悩んでる。

「貴久ぁー……ホントに大丈夫かなぁ?」

 食卓に上る納豆に心底嫌そうな顔をしながら、何度目になるか、哲也がそう言った。

「店長さんがいい言ってるんだから、いいんじゃね? 何心配してんの」
「だって…」
「いいから早く食えって。再出発の日に遅刻する気か?」
「ぁ、う゛…」

 元からメシ食うのトロトロしてるくせに、今朝はいろいろあって、さらに遅い。コイツに付き合ってたら、俺まで遅刻する。

「ごちそうさま!」
「はっ!?」

 今さっきまで半分以上残ってたくせに、一気に口の中に掻き込んで、ちょうどハムスターとかが頬袋をいっぱいにしてるみたいな感じでモゴモゴしながら、哲也は両手を合わせた。

「いや……もうちょっと落ち着いて食うてもいいんじゃ…?」
「いいの!」

 って、まだモグモグしてんじゃん!
 でも哲也はバタバタと食器を片付けて、身支度を整え始める。
 いや、まぁいいんだけど……俺、そんなに急がせたかな?



*****

「貴久! 行こ!」
「はぁ!? 待てや、俺まだ支度が…」

 メシ食い始めるまでは、ノロノロ、トロトロしてたくせに、何や、急に急ぎ出して…。

「何だよ」
「いいから! 早く!」

 何ぼ何でも張り切りすぎだよ。
 でも哲也は落ち着きなく時計ばっかり見てるから。

「分かった、もう行くから!」

 まだネクタイちゃんと締めてないけど、カバン持って玄関に向かった。
 もう靴まで履いてる哲也が、ピョンピョン飛び跳ねながら、「早く早く!」て急かす。ホント、落ち着きのない子…。

「何でそんな急ぐんだよ。早く来いって言われたのか?」
「……そうじゃない、けど…」

 チラリと、中途半端な階で止まったままのエレヴェータの表示を見てから、哲也はタタッと階段を駆け下りていく。

「哲也?」
「だって…………もうちょっと遅いと、かぶる…」
「は? 何が?」

 早足でエントランスを出たところで、哲也は足を止めて、はぁ、と息を吐いた。

「出勤時間。もぉちょっと遅いと、あの人とかぶる」

 あの人。
 ウチの階上に住んでる、哲也の元カレ。
 前に遅刻しかけるほどの時間に家を出たとき、エレヴェータの中で鉢合わせした。
 もともと一緒に住んでいたんだから、その人の出勤時間とかそういうのは知ってるわけで。それなら会わないような時間を見計らって、家を出ればいいということか。

「……そうだな。行こっか」
「うん」
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カテゴリー:アスファルトで溺死。
テーマ:自作BL小説  ジャンル:小説・文学

18. 典型的な、例の病ではございませんか (前編)


 会社で啓ちゃんに会うと、やっぱり哲也のことをすっごい心配してて、後で電話するって言ったから、今日の夜、哲也と一緒にメシ行かない? て誘ったら、家におばあちゃん来るからダメ、て申し訳なさそうに断られた。
 こう見えて(って言ったら失礼だけど)、啓ちゃんは家族思いだから、せっかく遠くから来るおばあちゃんをほっとけないんだよね。

「じゃあ、また今度、3人で仲直り会しよっか」
「ふはっ……何だそれ、ガキか!」
「いいじゃん。な?」
「…………まぁ、いいけど」

 そう言って啓ちゃんは、少し笑った。


***

 仕事が終わって、哲也の店に向かう。
 哲也の仕事が終わる時間まで、本屋とかで適当に時間を潰して(最初に哲也に言われたとおり、申し訳ないけれど、俺の服の趣味とはちょっと違うし、哲也にも、『貴久には似合わない』ってはっきり言われたから)。

 …………あぁ、腹減った。
 でも今日は哲也の復職を祝うためのもんだから、アイツ抜きで先に始めるわけにはいかないし(てか、そしたら俺1人でメシ食うのと一緒だ)。


 店に着くと、店内にはまだ明かりが点いてたけど、シャッターの内側の格子みたいのが下りてて、"closed"って札が下がってた。

 どこで待ってようかな、メールでもしようかなって思ってたら、何か裏手のほうがちょっと賑やかになって、酔っ払いか? って思ってちょっと覗いたら、どうもそこにいるのは哲也っぽかった。

 他に2人くらい連れがいて、囲まれてる。店の裏口から出たところで、知り合いにでも会ったんだろうか。

 どっかの誰かさんと違って人見知りはしないほうなんで、とりあえずそっちに行ってみる。
 哲也、て声を掛けようとしたとき。

「いいじゃん、メシくらい。ね?」

 哲也じゃない、別の男の声。

「だから……その、今日は他に約束が…」

 その言葉に答える、哲也の声。
 小さい体をさらに縮こまらせて、俯き加減にボソボソと答えてる。

「えぇー、だってソイツ全然来ないじゃん」
「すっぽかされてんだって。それより俺らと遊びに行こーよ」

 ……って、完璧にナンパじゃん!! "ソイツ"って、俺のことかー!?
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カテゴリー:アスファルトで溺死。
テーマ:自作BL小説  ジャンル:小説・文学

18. 典型的な、例の病ではございませんか (中編)


「哲也!」

 気が付いたらズカズカと割り込んでって、哲也の手をグッと掴んでた。

「な…何だよ、アンタ」
「たか…ひさ…?」

 ナンパ男たちも、哲也も、キョトンと、呆然と俺を見てる。

「何してんだよ、お前。店終わったのか?」
「う、うん…」
「なら、帰るぞ?」
「あ、でも…」

 哲也は困ったように、俺とその男たちを見比べる。

「俺の連れなんですけど、まだ何か用ですか?」

 ちょっとだけ声を低くしてそう問えば、男たちは「いやっ…別に、」とか言いながら、小走りで去っていった。

「貴久…」

 俺は哲也の手を掴んだまま、歩き出す。
 別に行く当てがあるわけじゃなくて、何か分かんないけど。

「貴久、ちょっ……ねぇ!」

 哲也に強く腕を引かれて、俺はようやく足を止めた。

「どうしたの? 急に」
「どうしたもこうしたもっ…………」

 こうしたも……。

「…………どうしたんだろ」
「はぁ? 知らないよ。貴久、どうしたん?」
「いや……さぁ…」

 俺、何してんだろ…。
 何で哲也の手なんか掴んでんの?

「哲也、お前、よくあんなのに声掛けられるの?」
「あんなの? さっきのアレ?」
「ナンパじゃん!」
「ナンパって……相手、男だよ? 男が男、ナンパする?」

 それをお前が言うな!
 お前は女の子より男のほうが好きなんだろ? もしお前がナンパとかするようなヤツだとしたら、声掛けんのは女じゃなくて男のほうじゃねぇの!?

「てか、どうしたん? ホント。貴久、何か怒ってる?」
「怒ってるわけじゃ…」
「嘘。怒ってるじゃんか! 何で? 俺が男に声掛けられてたから?」
「………………」

 ホントどうしたんだろ。

 何か知らないけど、イライラするし、ムカムカする。これからメシなのに。
 何なんだ。
 何なんだよ、ホントに。

「…………。何でもない。メシ、行こ?」

 俺は、掴んでいた哲也の手を離した。
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18. 典型的な、例の病ではございませんか (後編)





*****

「あのー…………非常に申し上げにくいのですが、」

 啓ちゃんが、やけに神妙な面持ちで口を開いた。

 昨日の、変な感情。モヤモヤしたの。
 昼休みに、啓ちゃんに話したら、この反応。
 俺、そんなに変なこと言ったかな?

「啓ちゃん?」

 わけが分からないって顔してたら、啓ちゃんが盛大に溜め息をつく。

「お前もそこまで鈍いと、国宝級だな、ホント」
「国宝? 何? 褒めてないよね?」
「誰がお前なんか褒めるか、アホ!!」

 スパーン!! て、啓ちゃんの平手が頭にクリーンヒット。
 そんな突っ込まれるようなこと言ったかな? 俺。

「なぁ、貴久。もしな、俺がお前以外の男……いや、女の子でもいいわ、話してたとするじゃんか。ナンパされてたりとか」
「逆ナン?」
「あぁまぁ何でもいいから。声掛けられてるとこ、お前はたまたま見掛けて」
「うん」
「そしたらどう思う?」
「どうて……」

 ……………………。

「啓ちゃん、羨ましー」
「…………………………」
「…………………………」
「…………………………」
「……………………ダメ?」

 はぁ~、て頭を抱えながら溜め息をつく啓ちゃんに、どうやら俺は啓ちゃんが求めてるような答えを出してないってことに気が付いた。

「だーかーらー! そういうイライラとか、ムカムカとかしないのかってこと!」
「あー……」

 そういうこと?

「しないなぁ」

 聞かれたからそう答えたのに、啓ちゃんはますます呆れ顔になるばかり。
 何やの、一体。

「このアホが! ここまで言ってんのに分かんないのか!?」
「えー? ここまでって、殆ど何も言ってないじゃん、啓ちゃん」

「あのなぁ、貴久くん。それを世間じゃ、恋の病って言うんですよ」
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19. 特別に、あなただけに、こんな気持ちになるんだよ (前編)


「あのなぁ、貴久くん。それを世間じゃ、恋の病って言うんですよ」



 ……………………え?



 いやいやいやいや。
 相手は哲也ですよ?
 これがめっちゃかわいい彼女だったらそれも分かるけど、あなたも知ってる倉橋哲也さんですよ?

「お前、いい反応するなぁ」

 そうじゃなくて!

「何でそうなるわけ!? 啓ちゃん、ちょっ」
「そっから先は、自分で考えろ。あ、一緒に住んでるからって、簡単に手ぇ出すなよ?」

 ……………………。

「えぇ~~~~~!!??」



***

 …………啓ちゃんの言葉に、余計に頭は混乱するばかり。
 やっと仕事を終えて家に帰れば、部屋の電気が点いてて、そう言えば哲也が今日は午後から休みだって言ってたのを思い出した(店は定休日だけど、何か打ち合わせがあるとかで、出勤したから)。

「あ、お帰り、貴久」

 台所に立つ哲也は、最初から自分の持ち物だったのか、ブルーのエプロンを着けて、包丁を握っていた。

「おま……何してんの…」
「んー? 時間あったから、夕飯作ろうと思って。貴久、食ってきた?」
「いや、食べてないけど…」
「ならちょっと待ってて。もうすぐ出来るから」
「はぁ…」

 メシ?
 あぁ、元カレんとこでは家事とかやってたみたいやから、そういうの、出来んのね…………て、メシて!
 何その彼女的行動!!
 いや、前にも時々作ってくれたことあったけど! でも!

「貴久?」
「あ……あぁ、いや、ありがと…」
「んーん、貴久には世話になりっぱなしだし、俺、こういうことくらいしか返せないから」

 そう言って哲也は流しのほうに向き直る。

 ダメだ……啓ちゃんが変なこと言うから、意識しちゃう…。
 恋の病?
 アホ言うな。俺はホモじゃない。女の子が好きなんだ。
 メシくらい作れる男なら、いくらでもいる。俺だって作れるもん。居候させてる男が、お礼だってメシ作るくらい、どうってことないだろ? 普通じゃん。
 そうだ、普通だ。
 なのに俺は何を意識しだ、アホか。

「貴久、お腹痛いの?」
「うわぁっ!!」

 突然視界に入り込んで来た哲也に驚き過ぎて、俺はものすごい勢いで後ろに飛び退いた…………勢いで、ソファから転がり落ちた。

「イタタ…」
「何だ、忙しないヤツだなぁ。大丈夫? ケガしてない? 具合悪いの?」
「……いや…」
「着替えないでソファに蹲ってるから。メシ出来たよ?」
「……おう」

 俺はソファのひじ掛けに捕まりながら、立ち上がった。
 はぁ~~~、心臓に悪い。
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19. 特別に、あなただけに、こんな気持ちになるんだよ (後編)


「……なぁ、口に合わない?」
「え…?」

 メシの途中、唐突にそう問われ、何のことか分からず、哲也に視線を合わせる。

「あんまりおいしくなかった? 今日のメシ。それとも、あんま食いたくなかった?」
「何で? そんなことないよ? すげぇうまい」
「無理しなくても」
「そんなことないって。何でそんなこと言うんだよ?」

 シュンとしたように視線を落としてる哲也に、ちょっと慌てる。
 何でそんなこと言うんだろ。

「だって貴久、帰って来てからあんま喋らないし、メシも何かもそもそ食ってるし…………あんま食いたくなかったのかな、て思って」
「そんなことないよ」
「俺、余計なことした?」
「違うって! …………ちょっと考え事、してて……ゴメン。メシの途中なのに」

 ダメだわ。
 全然普通でいられない。
 何なの、これ。
 啓ちゃんが余計なこと言ったからだ。みんな啓ちゃんのせいだ。

「いいんだけど、貴久、ホント具合悪いんじゃないよね?」
「ん、元気いっぱい」
「ふはっ、子供か」
「あはは」

 はは……はぁ…。



***

 気のせいだ、気のせい。
 俺は友情を愛情と勘違いしてんだ。
 友達同士やってこんなんあるじゃん?
 すっごい仲いい子が、別の知らんヤツと仲良くしてるとき、何かハブられてるみたいで、寂しいみたいな。
 それと一緒じゃん。
 なぁ?

『なぁ、貴久。もしな、俺がお前以外の男……いや、女の子でもいいわ、話してたとするじゃんか。ナンパされてたりとか』

 はぁ。

『声掛けられてるとこ、お前はたまたま見掛けて』

 うん。

『そしたらどう思う?』

 啓ちゃんが、女の子に逆ナンされてるところを、目撃。

 ……………………。

『だーかーらー! そういうイライラとか、ムカムカとかしないのかってこと!』

 ………………うーん……。

「やっぱりしないなぁ」

「は? 何?」
「えっ!?」
「貴久、今何か言わなかった?」

 ソファから降りて床にペタンて座ってた哲也が、不思議そうに俺を振り返った。
 何か新しい服のデザインするために、テーブルに紙と色鉛筆を広げてる。ホントは1人で集中してやりたいだろうに、テーブルがここにしかないから。
 俺は出来る限りボリュームを絞ってテレビを見てたんだけど、画面はいつの間にか見たことないドラマに変わってる。

「テレビに話し掛けたの? おっちゃんだなぁ」
「あ…はは」

 哲也は苦笑しながら、再びデザインのほうに意識を向けた。
 俺も適当にテレビのチャンネルを替える。普段は見てないけど、知ってる芸人さんの出てるバラエティ番組にチャンネルを合わせた。

「はぁ…」

 何で?
 もしこれが啓ちゃんだったら、別にどうとも思わないんだよね。
 もし声掛けてきた相手が女の子だったら、羨ましいとは思うけど、別にイラッとはこない。声掛けてきたのが男だったら…………ますますもってどうでもいい。

 てことはやっぱり、そういうこと!?
 俺は哲也のこと、……………………!!
 いやいやいや、違うって。気の迷いだって!

「あーーーもうっ!!」

 頭がどうにかなりそうで、ソファのひじ掛けに、額をぶつけたった。痛い……アホだ。

「お…貴久? え? どうした? 大丈夫か?」

 あんまりにも唐突すぎる(そして奇妙すぎる)俺の行動に、哲也が鉛筆を放り投げて俺のほうにやって来た。

「やっぱ具合悪いの?」
「…………かもしれない」
「えっ? マジで? びょ、病院行かないと!」
「いや、いい…」
「貴久?」

 立ち上がろうとした哲也の手を掴んで、捕まえる。

「もうダメだ……どうにかなりそう…」
「貴久…?」
「何でお前なんだよ?」
「は?」

 何でお前だけに、こんな気持ちになるわけ?
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本棚バトン、行きま~す!


 「メンタルメンテ」のイチゴさんから、すてきなバトンが回って来ましたんで、さっそくやってみたいと思います!

 でも何か……聞かれたことに、ちゃんと答えてるか、私。
 求められてることを、答えてない気がする…。
 ゴメンね、イチゴさん!


 では、どうぞー!



◆あなたの本棚にある恥ずかしい本は?

 いや、きっと人様が見れば恥ずかしいような代物も、平気で本棚に入れてるな、私…。

 廊下に1つ本棚置いてるんですけどね、普通に家族がその前をスルーしてます。
 しかもBL本(エロあり)も、平気で置いてます。
 私の存在自体が恥ずかしい…orz

 あ、本棚に入れてないけど、男性向けの同人誌(もちろんエロ)とか、見られたら死ぬ…(持ってることを明かしてる時点で…)(ドンマイ!)


◆あなたの本棚にある自慢できる本は?

 ないないない!!!
 自慢できる「本」はないけど、本棚的に言えば、コナンを全巻持ってるとか、ルパンも全部揃えたとか、まぁいろいろマンガを全巻揃えてるとか、そんなでしょうか。
 あと、某出版社の小説原作の推理物のマンガ各種も揃えてるとか。

 というか、買い出したら全部揃えないと気が済まない人なんで。古本屋で大人買いとかするし(バカ)(ゴメン!)

 あ、大学のころのテキストを、まだ大事に本棚に入れてます(全然見てないけどね☆)


◆あなたの本棚にある手放したいのにいつまでもある本は?

 大昔に買ったマンガ。大量。
 手放したいわけじゃないけど、読まなきゃ手放せばいいのに、捨てられない。

 えっと、明かすと年バレるんで、言いませんけど。
 15年? 20年? くらい前にアニメにもなったことのあるようなマンガばっかです(…て、これで十分バレるがな)。

 あと、昔はまってたジャンルの同人誌も。本棚には入ってませんが。


◆あなたの本棚にある、あなたが頻繁に読み返す本は?

 何だろ…本、めっちゃいっぱい持ってるんで、どれか1つてことはないですけど。
 ごく最近は、今お気に入りのジャンルの同人誌。
 また大人買いしてしまった…!!!

 あと、コナンはよく読む。推理系とか、大好き。

          
◆本棚の中を見てみたい5人にバトンをまわしてください。

 柚子季 杏さん、大野こうこさん、やってみませんか!? (もう回ってたら、ゴメンなさい…)
 すてきな文章を書くんで、どんなのを読んでるのか、気になります!
 スルー可です。

 あと、やりたい方がいれば、どうぞお持ちください!



 イチゴさん、バトン回してくださって、ありがとうございました! (なのに答えがこれ…)
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20. 何が最善策なんて世界中の誰にもわかるまい (前編)


「う゛ー……」

 ………………寝苦しい……。
 あれ? 俺、いつベッドに行ったんだったっけ…?
 誰かいる…………お母さん…? …………て、

「哲也!?」

 こんなとき、マンガとかドラマみたいにガバッて起きれるほどじゃなくて、俺は隣ですやすや眠ってる哲也の名前を呼ぶのが精いっぱいだった。
 それも結構大きい声だったはずなのに、コイツは少しも起きる気配がないし。

 てか、何でコイツ、ここで寝てんの?
 それより、俺いつベッド行った?
 確かさっきまで、リビングのソファで哲也と何か話してたよな。もしかしてそのまま寝ちゃったんだろうか。
 そんでコイツが、ここまで連れて来てくれたってこと?

 ………………で、哲也と……何の話、してたんだったっけ…?

「……ん…」

 ビクッ。

 だって哲也が急にモゾモゾ動き出すから!
 たぶん寝惚けてんだろうけど、アンタ、人のシャツ、キュッと掴んで、何してらっしゃるの…!

「哲也、」

 ………………動けない…………。

「はぁ~~~……」

 もう起きることは諦める。
 まだ夜中の2時半を過ぎたとこだし、何も考えないで、このまま寝たほうがいい………………寝れるもんなら。

 これで、こうやって抱き付いてくれてんのが女の子だったら、こんなに悩まないのに。
 好きだって感情も、素直に認める。
 きっとこの小さな体を抱き締めて、心地よい夢の中に落ちていけるはず。

 なのに、こうして一緒に寝てんのは、男の子で、倉橋哲也くんで。

 その寝顔を見てみても、確かに男にしては、"かわいい"部類に入るとは思うけど、でも女じゃない。
 体は小さいけどがっしりしてるし、鍛えてんのか、筋肉もかなり付いてる。

 男、男、男、男。
 男なんだ、コイツは。

 今まで、生まれてこの方、1度だって男にときめいたことなんかないでしょ、瀬戸貴久くん! いつだって、付き合う相手は女の子だったでしょ。
 この子だって男なんだから。

 この気持ちは、気のせいなんだ。
 もしくは勘違い。思い違い。友情と愛情の。
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20. 何が最善策なんて世界中の誰にもわかるまい (中編)


 何、安心したように熟睡してんだよ…。

 哲也を起こさないように体を動かして、そっと哲也の頬を指でなぞった。
 ふよふよしてる。
 俺もちょっとふにふにしてるけど(最近少々メタボってるせい…)、それとはまたちょっと違う感じ。

「んー……ゃ…」

 くすぐったいのか、哲也は俺の手を払おうとするような仕草をするけど、寝惚けてる(というより、殆ど寝てる)せいで、動かした手は、目的地に辿り着く前にペタンと元の位置に落ちた。
 うはは、何か笑える。
 懲りずに指を動かしてると、哲也の眉間にシワが寄り出す。起きるかな?

「ぅんー…」

 かすかにまつ毛が震える。
 あ、起きる…。
 起こしたらダメだ、て気持ちもあったのに。てか、9割がたそう思ってたのに。

 ギュウゥ~~~。

「……ん、ぅ? う゛?? うぁ…アダダダダダッ…!!!!」

 さっきまで頬をなぞっていた手で、ギュウッと哲也の頬を抓まんで、引っ張って。
 もうついでだから、空いてるほうの手でも、反対側のほっぺたを引っ張る。

「いひゃい! なっ!? うわぁ~~~!!」
「あ、」

 バッチリと目を開けて、自分を覚醒させた痛みの正体が俺の手だって分かった瞬間、哲也はものすごい勢いで起き上がって俺の手を振り払うと、そのままベッドの下に転がり落ちた。

「哲也、大丈夫か?」
「イッター!! 大丈夫じゃないわい、アホ! 何してんだ!」

 真夜中だってのに、哲也はものすごい剣幕で突っ込みを入れてくる。

「いや……大丈夫?」
「だから、大丈夫じゃない言ってんだろっ!」
「イタッ」

 哲也はベッドに這い上がって来ると、ベチンと俺の額を叩いた。

「何だよ、何のつもりだよ!」
「いや……哲也、気持ち良さそうに寝てるなぁ…と思って」
「何でその安眠を妨害すんだ、お前は!」
「…………さぁ」

 何となく?
 頭の中では起こしたらだめだって思ったんけど…。
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20. 何が最善策なんて世界中の誰にもわかるまい (後編)


「はぁ~~~…。まぁいいけど。気分は?」
「は?」

 盛大な溜め息をついた後、哲也は呆れ顔ながら、俺にそう問うて来た。

「気分。熱、まだある?」

 そう言いながら哲也は、ぴとっと、さっき思っきし突っ込んだ俺の額に手を当てて、何やら熱の有無を確認してる。
 何?
 熱ってどういうこと?

「お前、さっきソファんとこで話してるとき、具合悪いとか言ったじゃんか。その後も何かブツブツ言ってたけど、したらいきなり目ぇ閉じて、くたんてなるから!」
「ホントに?」
「ホントに! 何か熱っぽいし、病院行かないとか言ったから、とりあえずベッドまで引っ張ってきたの」

 哲也に捲くし立てられるように説明されて、俺はようやく、ここに来るまでの状況を思い出した。
 そういえば、リビングでずっとグダグダ考えてたんだった…。

「何、寝不足? 風邪?」
「………………知恵熱」
「はぁ?」

 考えすぎて、頭ん中がショートしたってことか。
 おいおい、もうちょっとがんばれ、俺の頭。

「なぁ哲也」
「んー?」
「俺、さっきソファんとこで、何言ってた?」
「何って……もうダメだ、とか……何でお前なんだ、とか…」
「そっか…」

 俺は寝返りを打ってうつ伏せになると、枕に顔を押し付けた。

「貴久…?」
「……ゴメン…」
「何が?」
「…………分からん」
「……………………」

 ギシリ、ベッドが軋んで、哲也がベッドを下りたのが分かった。

「…………どこ行くの?」
「んー? 俺ももう寝る」

 顔を上げれば、「ふとん、あっちだから」って、哲也がドアのほうを指さしてる。

「こっち来て」
「え?」
「哲也……こっち来て」

 何言ってんだろ、俺…。

「貴久?」

 薄暗い室内。
 哲也が近付いてくる気配だけがする。

「まだ具合、悪い?」
「…………分からん……」
「もう寝よ?」

 哲也がベッドに入って来る。

「寝よ?」
「……ん…」
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21. 虹色の空のなかに、泣きたくなるほどの希望を見た気がして、 (前編)


 だって俺のこの気持ち、伝えたって、叶わないでしょう?


*****

「おはよう、貴久」

 会社に行けば、早速ニヤニヤした顔の啓ちゃんが近付いてきた。
 嫌な顔。

「…………何?」
「何だよ、その反応。で、どうだった? 昨日は」
「……啓ちゃん、何かおっさん化してる……アダッ」

 失礼な言い草には、即行でデコピンが飛んでくる。

「昨日はー……熱が出た」
「はぁ?」

 痛む額をさすりながら答えれば、啓ちゃんはグッと眉を顰める。
 そんな顔されたって、ホントだもん。

「風邪か?」

 露骨に嫌な顔をして俺から少し距離を取る啓ちゃんに、「知恵熱」って答える。

「知恵熱~? 頭使い過ぎたってこと?」
「そぉ」
「まぁそりゃ悩むだろうけど……熱まで出すか?」
「知らん」

 だってですよ?
 もし俺のこの気持ちが、哲也に対する気持ちが度の過ぎた友情じゃなくて、愛情なんだとして。
 哲也は『ノン気には手ぇ出さない』って言ってたし。
 つまりは、どの道、報われない想いってことだ。
 あーでも、哲也のこと好きだって思ってるってことは、もうノン気とは違うのかな?
 でも他の男、例えば啓ちゃんとかに、そういう感情は湧かないのよ。

「う゛ー……」
「おい、こんなとこでまた熱出すなよ?」
「………………はい」

 ダメだ、またショートしそう…。

「なぁ、じゃあさ、今日やろっか?」
「何を?」
「テツの復職祝い会」
「、ッ…なんっ……テッ…」

 またペチンて額を叩かれて、「動揺しすぎ」って言われる。
 もう、朝っぱらからこんなにド突かれて、これ以上アホになったらどうすんの?

「いいじゃん。どうせまた家で2人きりになれば、気まずいんだろ?」
「気まずいわけじゃ…」
「ホントか? でもテツは」
「え?」
「…………何でもない」

 啓ちゃんが、言ってから、思わず「しまった!」みたいな顔で視線を逸らすから、俺は無理やりその視界に割り込む。

「啓ちゃん」
「何でもないって」
「哲也が気まずいて言ってたの?」

 俺と一緒にいるのを? 俺んちにいるのを? それとも、昨日のこと?

「違うって。だからー」
「何?」
「お前が何か気まずそうにしてるって…」
「哲也がそう言ってたの?」
「…………まぁ……」

 俺、そんな雰囲気醸し出してたか?
 自分で気付いてないだけで、昨日とかもそんなだったとか?

「自分で気付いてないのか?」

 確かに、今までと同じような感じではいれないって思って…………でも気まずいとか、そんなんじゃないけど……。

「いいじゃん、な? 今晩、一緒にメシしようぜ? 俺からテツに連絡するし」
「……うん」

「だって、そう転ぶにしたって、このままじゃいられないだろ?」

 啓ちゃんは俺の肩をポンと叩くと、そう言い残して自分の席へと戻っていった。
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21. 虹色の空のなかに、泣きたくなるほどの希望を見た気がして、 (中編)


 仕事が終わって、啓ちゃんが予約してた店に行くと、その前に、社会人の男としては少し派手な格好をした小さな姿…………哲也がいて。
 幸いにも今日は、変なナンパには引っ掛かってなかった。

 哲也の店は、勤務体制がシフト? フレックス? 何かそういうのがあって、終わるのが遅いときもあれば、俺らと同じくらいの時間に上がるときもある。

「お待たせ。中で待ってても良かったのに。暑かっただろ?」
「今来たとこだから。お疲れさん」

 たあいのない話をしながら、店に入る。学生さんやらサラリーマンやらで賑わってる店内。俺らはちょっと奥のほうの小さい個室に通された。

 俺と哲也が並んで、テーブルを挟んだ向こう側に啓ちゃんが1人で座ってる。最初に啓ちゃんが、席の真ん中に座ったから、俺らが2人で並ばざるを得なくなったんだけど。

 ビールと、適当に食べるものを頼むと、何となくの沈黙。
 別に気を遣い合うような間柄じゃないのに。

「貴久……昨日の今日で、平気なの?」

 顔も上げず、手元のおしぼりを弄りながら、哲也が口を開いた。

「何が?」
「熱。下がった?」

 聞き返せば、少し視線を上げる。
 あぁ、昨日熱っぽくて具合悪なったのに、今日はいきなり外でメシ食うなんて言い出したからか。そうだな、大人しく寝とけばいいものを。

「あぁうん。別に風邪じゃないから。大したことない」

 確かに風邪を引いたわけでもなく。
 熱は知恵熱やし。具合悪いのも、別に体調不良ってわけじゃなくて。

「テツ、お前ちゃんと看病したのか?」

 隣で啓ちゃんがからかうように茶々を入れてくる。

「したよ! ホントもう、子供のお守は大変なんだから!」
「うっさい!」

 ようやく普段の雰囲気になったところで、注文していたビールが届いた。

「じゃあ、テツの復職を祝って乾杯」

 3人でジョッキを合わせる。

 確かに啓ちゃんの言ったとおり。
 もし今この場に啓ちゃんがいなかったら、俺、どんなふうに哲也と話したらいいか分からない。
 何を今さら意識してんだって話だけど、ホント。
 あぁ、そういうのを気まずいって言うんだな…。
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21. 虹色の空のなかに、泣きたくなるほどの希望を見た気がして、 (後編)


「うー……」

 何杯目かのビールをお代わりしたところで、突然哲也が呻き出した。

「どうした?」

 俺も啓ちゃんもアルコールが入って、(俺は感じていた気まずさも忘れて)若干テンションが上がり気味だったんやけど、ジョッキを置いて哲也の様子を窺う。

「テツ? 大丈夫か?」
「らい、じょー……ぶ」

 …………絶対ダメだわ。

 コイツ、ホントはすっごい酒弱いのか? そういえば、最初に会ったときもベロンベロンに酔っ払ってたもんなぁ。
 普段は加減してるけど、今日は雰囲気に飲まれて、飲み過ぎたか。

「今日はもうお開きにするか?」
「らめ!」

 そう提案した啓ちゃんに、すかさず哲也が突っ込む。
 ていうか君、もうグダグダのグズグズじゃん。ここは素直に言うこと聞いてたほうがいいよ。

「嫌らぁ~、まだ飲むもん……な、たかひさ?」
「ふぇっ!?」

 突然話を振られ、下から上目遣いに顔を覗き込まれ、最終的にはポテッと体を凭れ掛かられて。
 こんな状況で、僕は一体全体どうすればいいんでしょうか…!?

 助けを求めるように啓ちゃんを見れば、さすがにこの状況には頭が付いていかないのか、ポカンと口を開けてる。

「テツ、明日も仕事あるんだろ? もうこの辺で…」
「やらぁ。けい、何でそんなん言うの…?」

 グズッて鼻を啜って…………えっ!? もしかして泣き出した!?

「て、哲也!」

 泣かなくていいから、て肩をポンポンしてやれば、コクリ頷いて、俺の腕の中に収まってしまった。
 …………ッッッ……!
 ちょっ……そんな甘えられても、非常に困るんですけど…!!

「啓ちゃん、」
「…………え……あ、うん」

 そんな、一気に酔い覚めましたー、みたいな顔しないでよ!

「分かった、テツ。分かったから泣くな、な?」
「泣かんもん、ボク…」

 って、まだ鼻がグズグズ言ってますがな。
 でも、覚束ない手つきでジョッキを掴む哲也は、やっぱりどうしてもまだ飲みたいらしくて。
 零す、零す…!

「貴久…」

 啓ちゃんに呼ばれて、ビール零さんように哲也のジョッキを支えながら顔を上げると、"やっぱもう会計しよ?"って目配せされて、それに頷いた。

 啓ちゃんが会計を済ませてる間、仕方ないから、グダグダになってる哲也をあやしてる。
 何か知らないけど、哲也は1人ですごいご機嫌で。
 いいようにアルコールが回ってるのかな。

「たかひさぁ」
「はいはい、何ですか?」

 人の気も知らないで、存分に甘えてくれちゃって。

「んー……今日、ありがとー…」
「あぁ?」
「俺、今すっごい嬉しいの……こんな席、設けてもらってー…」
「そっか」

 スリスリ擦り寄って来られて、…………うん、悪い気はしない。てか、ちょっと嬉しいというか、ドキドキするというか、胸キュン系? (ダメだ、俺も酔ってる…)

「何かさぁ……また貴久んち戻ってきたじゃんかぁ」
「うん」
「したら、やっぱ何か貴久、前と違うからぁ」
「違うか? 違わないだろ?」
「分からんけどぉ、何か……違う。気まずそうにしてる」

 してない、て答えようとして、そういえばその"気まずい"て、啓ちゃんとの会話の中にも出てきたことを思い出した。
 哲也は、俺が哲也との関係を気まずいって感じてるって思ってたみたいだけど…。

「だからぁ、やっぱ俺が戻って来たの、迷惑だったのかなぁって思って…」
「迷惑じゃないよ」
「ホント? 俺のこと、嫌いになったんじゃないの…?」
「え……何で? なってないよ?」
「ホントぉ…?」
「ホントだって」

 頭を俺の胸に押し付けたまま、見上げるようにして俺の顔を見て、哲也がぱぁっと笑顔になって。
 俺は、ヤバイ! って思うくらい、心臓が早く打つのを感じた。
 ヤバイ、マジでヤバイ。
 これ以上ドキドキしたら、哲也に気付かれるんじゃないか?

「んふふ……良かったぁ。嫌われた、ら……俺、ん…貴久のこと、好き、なのにぃ…」

 ………………………………。

「…………………………え………………?」
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22. 塗り潰してしまって。 (前編)


「ぅ゛ー……おはよぉ…」

 朝メシ作ってたら、哲也がもそもそと起き出してきた。
 二日酔いとかなってないのかな。

「具合は? 平気か?」
「……ん、ちょっと、頭痛い…」
「飲み過ぎだよ」

 苦笑しながら、水を渡す。

「俺、昨日そんなに飲んでたぁ?」
「覚えてないのか?」

 水を飲み干したグラスの縁をガシガシ噛みながら、哲也はキュッと眉を寄せる。
 窺うように俺を見る哲也は、身長差からしても、ちょうど上目遣いになるわけでダメだって、ホント…。

「んー……何かところどころには……。俺、何か変なこと、しなかった?」
「変なことー?」

 哲也からグラスを取り上げて、わざと、考えるふり。
 どこからどこまでを"変なこと"って線引きしたらいいんだろ。俺が普通と思ってても、哲也にしてみたら、変なことかもしれないじゃん。その逆も然り。
 とりあえず昨日は、俺の思う"変なこと"はなかった…………と思う。

 でも、あれは。
 あれはどうなんだろ。
 酔っ払った弾みで、俺に『好き』とか言ってましたよ、哲也さん(その直後に爆睡したけど)。

 それは、どういう意味で取ったらいいの?
 どう解釈したらいい?

 友情として?
 恋愛感情として?
 それともただの恩義を感じてる相手として?

「貴久?」
「……ぁ…」

 ずっと黙り込んでたから、哲也は、自分がよっぽど変なことでもしたんだろうかと心配になったらしく、困ったように俺を見てた。

「変なことは……うん、してない。酔ってワンワン泣いてたくらいで」
「ッ…!! ///////// ……泣いてないわ! アホ!!」

 それだって十分変なことじゃんか! って、子供みたいにプンプン怒りながら、哲也は洗面所に逃げていった。

「だって……言えないじゃん」

 言ったって、どうせ覚えてないんだろ? お前は。
 あれは、酔っ払いの戯言。

 聞かなかったことにするのがいいに決まってる。
 だってそしたら、きっと俺らは今までどおりでいられる。

 愛情に発展できないなら、友情のままでもいい。気持ちを伝えて哲也が離れていくなら、この感情を抑え込むことくらい、どうってことない。

 そうすればこの関係は、発展もしない代わりに、崩れもしない。





 …………そう思い込んでた。
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1. 気持ちイイコト、しようよ


「いーしだくーん、かーえーろ!」

 教室の入り口、教科書なんか殆ど入っていないカバンを抱えて、小学生のような口調で声を上げたのは、隣のクラスの幼馴染み、水瀬。
 その声にギョッとして、石田は慌てて席を立った。

「水瀬、声デカイから!」
「だって石田遅いんだもん」

 遅いとは言っても、ホームルームが終わる時間はどのクラスも大体一緒で、その後、石田が特別ダラダラしていたわけでもなく。
 はっきり言って、石田が遅いなんてことは、少しもないのだけれど。

「帰り、マック寄ってこーね、石田の奢りで」
「…はい」

 ニッコリと、けれど有無を言わせない笑顔でそう言う水瀬に、石田は素直に頷くしかない。
 その相変わらずの光景に、クラスメイトたちは苦笑いをしているが、昔からのこのパワーバランスを、石田は高校に入ってからも覆すことが出来ないでいた。



*****

「あ、水瀬、英語の小テスト、どうだった?」
「むぐ?」

 約束どおり(というか、一方的な水瀬の決定により)、石田の奢りのハンバーガーを頬張っていた水瀬は、向かいの席でシェイクを飲んでいた石田の言葉に、キョトンとした顔で視線を向けた。

「え、水瀬のクラス、なかったの? 英語の小テスト」
「……あった」

 クラスは違うが、どちらのクラスの英語も、栗原が受け持っている。今日の授業で小テストを受けた石田は、英語が死ぬほど苦手な幼馴染みをつい気に掛け、何となく聞いてみたのだ。
 だが、『どうだった?』という問いは明らかに愚問で、水瀬の表情を見れば、その結果は聞くまでもないことだった。

「あぅー…英語嫌い、栗原嫌い…」
「お前の英語嫌いは栗原のせいじゃねぇだろ。大体、補習まで受けたのに、何でそんななんだよ」
「…………。ほ、しゅー…」

 石田の発した『補習』という言葉に、ピタリと水瀬の手が止まった。
 英語のテストだけ、あえなく赤点を取ってしまった水瀬は、休み返上で補習に参加したわけで。
 けれどその補習は、教室の中だけでは、終わらなかったわけで。

(栗原のヤツ…。でも、気持ち良かったし…。あぅ…)

 そんなつもりはないのに、水瀬は、あのとき自分を翻弄した栗原の手を思い出してしまった。
 指の感触。
 快感。
 ……顔が熱い。

「水瀬、どうした?」

 顔を赤らめ、急に黙り込んでしまった水瀬に、石田は眉を寄せる。
 目の前で手を振られ、ようやく水瀬はハッと我に返った。

「は、わ…何でもない…」

 自分の意志とは関係なく、熱くなってしまった体を冷ますように、水瀬は石田のシェイクを奪い取って、ゴクゴク飲み干した。

「ちょっ…」

 勝手にシェイクまで飲まれてしまった石田は、一瞬慌てたけれど、いつもの気ままな水瀬の行動と受け止め、深くは追求しなかった(こういうところが、いつまで経っても優位に立てない原因だということには、もちろん気が付きもせず)。

(ヤダな―…、俺、こんなとこで発情してるよ…。もぉヤダ…)

 快感に弱い、自分の体が憎い。
 別に誰かれ構わず抱かれたいわけではないが(もちろん女の子も大好きだし)、けれど、ちょっとタイプだなーなんて思った相手から誘われると、断り切れない自分がいて。

「…石田」
「ん?」
「今日ウチ来て。これから」
「何、英語の勉強する?」
「違ぇよ、バカ! ハゲ!」

 会話の流れ的に、石田の言い分は何も間違っていないはずなのに、なぜかひどい言葉で否定されてしまう。

「じゃあ何?」
「今日もウチ、誰もいないの。帰っても」
「うん」

 だから何? と、水瀬の言葉の意味を悟らない石田は、首を傾げている。
 水瀬は溜め息をついて、シェイクの入っていたカップを握り潰すと、石田に耳を貸すよう手招きする。

「え、何なの、水瀬」

 それでも素直に顔を近づけてくる石田。
 水瀬はその耳元に口を寄せて。

「帰って、気持ちイイこと、しよ?」

 たっぷりと甘みと艶を含んだ声で、そう囁いた。

Fortune Fate

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2. 弱い部分をひと握り (前編) R18


*R18です。18歳未満のかた、そういったものが苦手なかたはご遠慮ください。

 仕事の忙しい水瀬の両親が家にいないことはざらで。大学に通うために家を出た姉もめったには帰って来ないから、基本的に水瀬は1人暮らしも同然だ。
 けれど、お隣の石田さんちが家族同然に過ごしてくれたので、寂しいと感じたことは1度だってなかった。
 それに今となっては、良くも悪くも、他に誰もいない、2人きりになれるスペースとして、水瀬と石田に与えられたわけで。


「ん、ぅむ…」

 ベッドの上、壁に背中を預ける体制で座った石田のももを跨ぎ、水瀬は夢中でその唇を貪っていた。
 まるで逃がすまいとでもするように、石田の頭をしっかりと押さえて、息継ぎをする間も惜しむように、唇と舌の感触を味わう。

「っ…、」

 すでに腰を揺らめかせている水瀬の好きなようにさせていた石田だったが、水瀬の背後に回していた手を、ソッとスラックスのウエスト部分に滑らせた。
 シャツを引き抜き、中に忍ばせた手で、素肌をなぞる。
 ピクリと震える、敏感な体。

「んっ…、はぁ…」

 長い口付けを解いて、水瀬はイヤイヤするように首を振る。

「や、いし…ふぅ…」
「どうしたの? 何か発情してるね、今日」

 もうすでに堪え切れない様子の水瀬に対し、石田はまだ全然冷静で。
 片手で水瀬の肌を辿りながら、もう片方の手で、濡れた唇を拭ってやる。すると水瀬は舌を出して、その指を舐め上げた。
 ピチャピチャと、赤い舌を覗かせながら指を舐める水瀬は、ミルクを欲しがる仔猫のそれに似ている。

(ま、こんなにエロい猫はいないけどね…)

 水瀬に取られたままの手はそのままに、石田は反対の手で、器用に水瀬のネクタイとシャツのボタンを外していく。
 露わになった水瀬の肌は、もうほんのりと赤く色付いている。
 石田は水瀬の口から指を引き抜くと、濡れた指を水瀬の鎖骨から胸に掛けて滑らせる。
 指先が胸の突起を掠めると、水瀬は「くぅ…」と小さく鳴いた。

「ん、ぅうん…あ、やっ…!」

 引っ掻くように片方の乳首を弄られ、もう片方を吸われると、水瀬は背をしならせて善がった。
 最初はこんなところ、男のくせに感じるわけがないと思っていた水瀬だったが、何度も石田に抱かれるうち、快感を覚え込まされてしまった。

 おそらく水瀬の性感帯の大半は、石田が開拓したものだ。
 水瀬は石田以外の男とも何度も体を重ねて来たけれど、きっと水瀬の体を一番知っているのは、石田に違いない。

 普段はヘタレな幼馴染みだけれど、ベッドの上で水瀬が主導権を握れたことなんて、ただの1度もない。

Fortune Fate

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2. 弱い部分をひと握り (後編) R18


*R18です。18歳未満のかた、そういったものが苦手なかたはご遠慮ください。

「も、や…そこばっか…!」

 壁に手をついてバランスを崩さないようにしていた水瀬だったが、胸ばかりを執拗に攻められて、じれったくなって、石田の髪を掴んで引き剥がそうとする。

「何、じゃあどこがいいの?」

 上目使いに尋ねる石田と、目が合う。
 そんなふうに聞かれて、水瀬が素直に答えられないことを知っているのに。

「気持ちイイこと、したいんでしょ? どうしてほしいの?」
「は…あ、うぅん…」

 指先で小さな乳首を捏ね繰り回されて、堪え切れずに水瀬は身を捩る。

「ちょっ…危な!」

 後ろに引っ繰り返りそうになった水瀬の背中を慌てて支え、石田は水瀬からシャツを脱がすと、もどかしげに揺らめかす腰を押さえて、水瀬のベルトのバックルに手を掛けた。

「すげ…もうちょっと濡れてる…。気持ち良かった?」
「…っ、バ、カ…! 早く脱がせ、ろ! 制服、汚れ…」
「はいはい」

 子どもをあやすような仕草で髪を撫でやり、水瀬をベッドに押し倒すと、下着と一緒に制服のスラックスを足から抜いた。

「はぁ…ん」

 水瀬は呼吸を整えながら、同じように制服を脱ぐ石田を見上げる。
 自分より背は高いけれど、筋肉があるのは断然こちらだし、なのにこうやって組み敷かれて。しかもそれが嫌じゃないなんて。

「何考えてんの?」

 制服を脱ぎ終えた石田が覆い被さって来る。

「んー…俺と石田って、体の相性、いいなー…て」
「は?」
「そう思わない?」
「…そりゃどうも」

 喜んでいいのかどうか微妙だ、と石田は密かに思う。
 確かに体の相性がいいからこそ、こうやって何度も体を重ねているのだけど。けれどそれは、比べる対象があってこそのこと。
 時おり耳にする、水瀬の男関係の"よろしくない"噂は、やはりあながち間違いではないと思い直させるから、その言葉は、本当に微妙だ。

 けれど石田は、それ以上考えることをやめて、滑らかな水瀬の肌に唇と指を滑らせた。

Fortune Fate

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テーマ:自作BL小説  ジャンル:小説・文学

3. 欲しいと言えない (前編) R18


*R18です。18歳未満のかた、そういったものが苦手なかたはご遠慮ください。

「ん、く…」

 先ほどまでの行為を、"焦らす"と言うには何だけれど、今日の水瀬にとっては、十分すぎるくらい焦らされているのに、石田は水瀬のキレイに付いた腹筋に唇を這わせたり、形よい臍を舐め上げたりするだけで。

「も…やだぁ…!」
「こら、暴れないの」

 じれったさに身を捩る水瀬を押さえ付けて、鎖骨に唇を寄せる。それだけで水瀬の体はおもしろいように跳ね上がった。

「ん、んっ…」

 体中を撫で回す石田の手に、翻弄される。
 でも、触ってほしいところは、そこじゃない。
 石田だって、分かっているくせに。

「いし…ッ、ん…あぁ…!」

 待ち望んでいた性器への直接の刺激に、ビクリと水瀬の足シーツにが突っ張った。ゆるゆると擦り上げられて、急速に性感が高まっていく。

「はぁ…気持ちい…」

 先走りに濡れたそれを激しく扱かれて、グチュグチュとイヤらしい音が耳を犯す。

「ん、んぁ…イイ…、それ……もぉ…」
「まだイッちゃダメだよ?」
「え? あ、やっ…!」

 快感に流されるまま、一気に上り詰めようかというところ、今まで水瀬に快感を与えていた石田の手が、水瀬自身の根元を握って塞ぎ込む。

「や、や…いし……あ、ぁむ…」

 何で? 何で?
 イかせてよぉ。

 覆い被さる石田の肩口やら首筋に歯を立てて、水瀬は何とかイケない快感をやり過ごそうとする。
 石田は、水瀬の機嫌を取るように、チュッと唇にキスを落としてから、ベッドの隙間に隠すように常備しているローションのボトルを取り出した。

「はぁ…ん…」
「あ、コラ」

 石田がローションを手に垂らそうと、水瀬から手を離した隙、堪え切れずに水瀬が自身に手を伸ばしたのだ。
 自分で快感を引き出そうとした水瀬に気付き、石田は水瀬の手を取った。

「ダメって言ったでしょ?」
「バカぁ…うぅん…」

 別に約束したわけでもない。どうとでも出来る石田の言葉なのに、水瀬はそれに逆らえず、シーツを手繰り寄せて、膝を擦り合わせる。
 いつもだったら、我慢なんかしない。
 相手が石田でなかったら、水瀬はいつだって相手の優位に立って、奔放なセックスをして、好き勝手に快楽を貪るのに。

Fortune Fate

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3. 欲しいと言えない (後編) R18


*R18です。18歳未満のかた、そういったものが苦手なかたはご遠慮ください。

「はぁっ…」

 震える水瀬の足を抱えて、ももにキス。
 もう水瀬のモノは、腹に付くほどそそり立っているのに、そこには触れもせず、石田は水瀬の後ろにローションを垂らした。

「ひぁっ!」

 いきなりの冷たい感触に、驚いて水瀬の体が跳ね上がった。

「ゴメン、ゴメン」

 全然悪いなんて思っているふうもない、石田の謝罪の言葉。
 いつもだったら一発ぐらい殴っているところだけれど、今の水瀬にそんな余裕はない。

「あ、あ…」

 尻に垂れたローションを集めて、焦らすように穴の周囲をなぞった後、指の先をゆっくりと埋めていけば、慣れた体はすぐにそれを飲み込もうとする。

「ぅ…ん…」

 奥まで潤すように、再びローションが注ぎ込まれる。
 指が2本に増やされたのが分かった。バラバラに動く指が、水瀬の中のイイところ掠める。
 今度こそ、本当に我慢できない。
 でも、ダメってゆわれたし。
 でもでも。

「あー…ぅん…んっ」

 涙でぼやけた視界に、石田がいる。
 こんなときじゃなきゃ見れない、男の、顔。

「や、やっ…イッちゃうっ…!」
「…いいよ」
「んぁっ…」

 許しの言葉とほぼ同時、石田のキレイな指が水瀬の前立腺をグリグリと押して、先走りに濡れたその先端に爪を立てた。

「…あ、あぁっ…!!」

 ビクン、ビクンッ…と、まるで陸に打ち上げられた魚のよう、水瀬はビクビクと体を震わせながら、自分の腹に精液をぶちまけた。

「やっぱ、後ろ弄られたほうが、感じるんだ?」
「…るせ、バカ! あぁんっ…」

 ズルリと中から指を引き抜かれる感触にも、甘い声を上げてしまう。
 薄い胸を激しく上下させながら、水瀬はクタリと体を弛緩させた。

「顔にも飛んでる…」

 石田の顔が近付いてきて、ペロリと頬を舐める。
 自分でイッて、自分の顔に掛けてしまった……それを自覚した瞬間、カーッと頬が熱くなるのを感じた。

「…ぅん」

 唇を塞がれると、少し青臭いにおいと味。
 それが自分の精液のせいだって分かるだけに、余計に恥ずかしさが増す。

「ぁ…」

 両膝の裏を掬われて、尻の間に石田の熱が宛がわれた。ヌチャ…と濡れた感触がして、水瀬はこの次に来るであろう痛みと快感を思い、無意識に体の力を抜いた。

 けれど、石田は水瀬の思うようにはしてくれなかった。
 ももの間、水瀬の濡れそぼった後ろの穴や性器に、石田は勃ち上がった自身を擦り付けていくだけで、中には入れてくれない。先端を穴の周囲に押し当てれば、その先を期待して、水瀬の腰が揺らめく。

「ん、いし…」

 早く早くと、誘うように水瀬の腰は動くのに、石田はグリグリと擦り付けるだけで。

「なん…で、ねぇ…」
「何が?」
「あぅ…バカ…!」

 分かっているくせに。
 自分だって、もうそんなに我慢できないくせに。

「あ、あっ…石田…!」
「言ってよ、水瀬」
「あぁっ…」

 このヘタレな幼馴染みが、思いどおりにならないのが、悔しい。
 コイツに追い詰められるなんて。

「ね、水瀬。言って、どうして欲しいか」
「はぁ…あっ…、ん」
「言ってよ……欲しいって」
「あ…」

 ―――――俺が欲しいって。

Fortune Fate

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4. もっと声を聞かせて、呼んで (前編) R18


*R18です。18歳未満のかた、そういったものが苦手なかたはご遠慮ください。

 石田のバカ。
 バカバカバカバカーーー!!!

「うー…!」
「イテッ、バカ、蹴るなって」

 焦らされまくって、もう何だかよく分からなくなって、ただもう早く入れてほしくて。
 石田なんかにいいようにされて、もうイヤだって、水瀬は抱え上げられた足をバタつかせて、踵で石田の背中を蹴飛ばした。
 そんな余裕、早く捨てちまえよ!

「もう欲しいの?」
「…ぅ…」

 それでも聞いて来る石田を睨み付けてやるけれど、そんなの全然効果がなくて、石田は、こんなときにしか見せないエロい雄の顔で、水瀬の答えを待っている。
 お前なんか欲しくないって、入れさせてなんかやんないって言ったら、石田だって困るくせに!

「水瀬、どうなの? いらないの?」
「は…はぅ…んんっ…!」

 気持ちいいけど、もどかしい。
 そんな場所ばっかりこすられて、次第に水瀬の体は痙攣するように震え出す。

「や、や…いし…」
「何、水瀬…?」


「も…早くぅ…」


 陥落。
 無理だ、セックスのとき、どうしたって石田には敵わない。
 石田相手に、『早く』だの『欲しい』だの、そんなこと言いたくないのに。

「…入れるよ。力抜いて」

 足を抱え直して、でも腰の下に枕をちゃんと入れてくれるあたり、石田らしい。

「、クッ…」

 ゆっくりと、石田が侵入してくる。
 ローションでよく解したとは言っても、もともとソレを受け入れるための器官ではないから、水瀬にしても石田にしても、最初は楽ではない。
 けれど水瀬はもうそこから先、快感に繋がるそれを知っているから、力を抜いて素直に石田を受け入れる。

「ふ…ぅ、あぁっ…!」

 張りのある部分を押し込めば、勢いのまま、ズルリと奥まで水瀬の中に入る。
 水瀬の慣れた体は、その引き攣れるような痛みもすぐに快楽に摩り替えてしまって。石田の首に回していた腕には知らず力が籠っていて、水瀬はゆっくりとその腕を解いた。

「…ん、ぅ」
「動いてい?」

 解けてしまった水瀬の手を、もう1度首の後ろに回させ、石田は柔らかな頬や首筋に唇を落とす。

「も…いいからぁ…!」

 早く、早く!
 辛くないように、馴染むまで待っていようとしたのに、急かすように水瀬は腰を揺らめかす。
 散々焦らされた分だけ、水瀬は快感に貪欲になっていて。

「ちょっ、みな…!」

 さすがに焦って、石田は慌てて水瀬の腰を掴むと、体勢を立て直した。

Fortune Fate

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4. もっと声を聞かせて、呼んで (後編) R18


*R18です。18歳未満のかた、そういったものが苦手なかたはご遠慮ください。

「分かったから! もうちょっと我慢を覚えなさい」
「や、やらぁ…」

 さっきまでいっぱい我慢したのに、まだ我慢しなきゃいけないの?
 もうめちゃくちゃにしていいから、気持ち良くさせてよ。
 イかせてよ。

「ふ、うぅ…ん」

 なのに石田は、またしても水瀬の根元を片手で戒めると、わざとイイところだけを外すように緩く腰を動かしてくる。

「それ、ダメ…あ、ぁあっ」

 カリの部分で入口を広げるように内壁に擦りつければ、石田を奥へと誘い込もうとするように、水瀬の中が妖しく蠢く。
 口より何十倍も素直な体。

「あ、や…、奥、奥…して…」
「こう?」
「ひ…ああぁっ…!」

 水瀬の望むままに深く奥まで突き刺せば、細い背中がグンとしなる。
 キュウキュウと締め付けてくる水瀬の中に持っていかれそうになって、石田は奥歯を噛んでグッと堪える。

「あー…あ、いい…、ん…」

 奥の、水瀬の好きなところを細かく突いてやれば、目を閉じた水瀬は、気持ち良さそうに甘い声を上げた。
 石田が、反らされた水瀬の喉元に軽く歯を立てたり、首筋を舐め上げたりすれば、そのたびに、水瀬の中が反応する。

「やぁ…ぅん、イキたい…、ん…」
「またイッちゃうの?」
「だって…気持ちい…ぁ、や…手…」

 石田の手によって戒められたままの自身。濡れた先端を、親指でグリグリと弄られて、一気に快感が強まる。
 なのに石田の手は意地悪に、水瀬をそのまま絶頂へは連れて行こうとしない。
 奥に与え続けられる強い快感と、けれど上り詰められない苦しさに、水瀬の腰が激しく動く。

「あ、やっ……あ、あ、あっ!」
「はぁっ…くっ…」

 水瀬の中から抜け出るギリギリまで引き抜かれて、嫌だと水瀬が無意識に締め付けるのとほぼ同時に、再び石田が奥まで一気に入って来る。
 狭い中を、引き抜いては奥まで押し入る長いストロークで、石田自身が抉っていく。
 前立腺を突き上げられるたび、水瀬の体は跳ね上がるけれど、達することを許してくれない石田の手によって、それは塞ぎ止められていて。

「あぁ…も、あっ…ひろ…」
「…え?」
「宏明っ…」

 ガクガクと体を揺さぶられながら、水瀬が口にした名前。
 石田の、下の名前。

 子どものころは、「宏明」とか「ひろ」とか、ずっとそう呼んでいたけれど、中学、高校と進学して、周りが石田のことを名字で呼ぶのを見て、何となく水瀬もそうするようになった。
 最初、石田はギョッとした顔をしたけれど、理由を聞かれても、水瀬が「何となくだってば!」としか言わないので、いつしか突っ込むのをやめて、石田も水瀬のことを、下の名前「環」と呼ぶのをやめて、名字で呼ぶようになったのだった。

 なのに。

「あ…っ、ん、ひろ…ひろあきっ…」

 こんなときに。
 こんな場面で、そんなふうに下の名前で呼ぶなんて。

(凶悪すぎるっ…!)

 石田は水瀬自身から手を離すと、両手でその細い腰を掴んで、激しく腰を打ち付けた。

「あ、あっ…ん…」
「ね…もっかい呼んでよ」
「な、に…?」

 朦朧とした頭では、石田の言うことを理解するには至らなくて。
 ただ、イかせてほしいだけなのに。

「名前、呼んでよ、環…」
「あ、あ…」

 耳元で囁かれた名前に、ビクリと体が反応して。

「ひろ…あき…」

Fortune Fate

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5. 熱いのは好き? R18


*R18です。18歳未満のかた、そういったものが苦手なかたはご遠慮ください。

 石田に腰を掴まれて、ガクガク揺さぶられて。
 いつの間にか、シーツに頭と肩を付けているだけの、足を高く抱えられた格好になっていて。
 でもそれを恥ずかしいとか考えるだけの、余裕もない。

「ぅ…うん、あ、あぁっ…」

 もう無理、もう無理だよぉ…!

「や、や、やぁ、ひろっ…!」

 石田の名前を呼びながら、抱え上げられているビクンと大きく痙攣させて、水瀬はずっと堪えていた欲望を解き放った。

「ッ…たまき、」

 今日はゴムも着けていないし、やっぱ中出しはまずいって、石田が水瀬の中から自身を抜こうとした瞬間、逃すまいとでもするように、キュッと水瀬の中が締まって。

「あ、あぁ、ひろ、イッて、中で、あぁっ…!」
「ッ…」

 石田の首にギュッとしがみ付きながら、水瀬はねだるようにそんなことを言うから。
 甘く掠れた声が、耳元を擽る。

「ッ…」

 そのキツイ締め付けに、石田はそのまま水瀬の奥を濡らした。

「ん、んっ…あ、あーあー…」
「はぁっ…」

 水瀬の腰を掴んでいた手を離して、その顔の両脇に突く。水瀬に体重を掛け過ぎないようにガクリと肘を折れば、顔が近づく。

「あつ、い…」
「…え?」
「中……宏明の…熱い……流れてきてる……奥に…」
「ッ…バッバカ!」
「あぅ!」

 うっとりとした声で、とんでもないことを口走る水瀬に、石田は慌てて突っ込みを入れたけれど、バッと体を起こした弾みに、入れたままの自身が水瀬の中を抉ってしまった。

「あ、あっ…バカぁ…」
「だってお前が!」
「はぁっ…あ、宏明……ん、や…またおっきくなってる…」
「~~~~~……お前はーーー!」

 人が必死に我慢しようとしてるのに!

「やぁっ、ちょ、待っ…」
「ダメ、待たない」

 イッたばかりで敏感な体。
 力も入らなくて。

「あぁぁっ!」

 グイ、と最奥まで石田が、突き刺すように進んでくる。

「あ、イヤッ!」

 奥を刺激するように、石田が細かく腰を動かせば、先ほど中に放った石田の精液が溢れ出す。
 ヌチャヌチャといやらしい音が耳をも犯して、イッたばかりだというのに、水瀬の体はまた反応してしまう。

「んぁ…は、ぅ…宏明…」

 我慢はさっきで終わりだ。
 水瀬は、そのまま快感へと身を任せた。

Fortune Fate

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6. いくらなんでもはしたない




*****

(何で、人んちの風呂の入れ方、熟知してんだろう…)

 もう今までに何度となく思ったことを、今日もまた思いつつ、石田はパネルを操作して、湯船にお湯を溜め始めた。

 お互い気の済むまで抱き合って、貪って、体を2つに分けたときにはもうとっぷりと日が暮れていて。
 水瀬は「疲れたー、汗でベタベタするー、中グチャグチャで気持ち悪いー、風呂入りたいー」と言った後、いつもどおり「石田、風呂入れてきて」と、当然のようにのたまったので、石田はとりあえず下穿きだけ直して、バスルームに直行したのだった。

「はぁ…」

 湯船の縁に手を突いて、項垂れる。

 ――――また、やってしまった。
 幼馴染みの水瀬と初めて肌を重ねたのは、高校に入って間もなくのことで。
 それから、ダメだダメだと思いつつ、もう数えるのも億劫になるくらい、水瀬とセックスをしている。
 石田に彼女が出来たときも、『え、別に俺ら、恋愛感情があるわけでもないし、男同士だし、浮気になんなくない?』とか何とか、水瀬の口車に乗せられてヤッてしまったのだから、目も当てられない。

 確かに水瀬の言うとおり、2人の間にあるのは、恋愛感情とは違う気がする。
 水瀬のことを好きか嫌いかと聞かれれば、嫌いではなく好きだけれど、それがこれまで付き合ってきた彼女に対する気持ちと同類かといえば、そうではなくて。
 ましてや恋人同士のわけもない。

(うーん……どっちかって言うと、主従関係…?)

 それでも水瀬が自分とのセックスに満足して、向こうから求めて来るのだから、まぁいいかとも思う。
 結局、水瀬との関係は、惚れたモン負けな気がするから。
 恋愛感情にするのは危険だと、本能がそう諭している。

「…」

 グチャグチャとまとまらない思考を振り切って、石田は水瀬の待っている寝室へと戻った。

「水瀬ー、風呂…―――――って、何やってんだ、お前!」

 言いながらドアを開けた石田は、ベッドの上であられもない姿を晒している水瀬に、ガクリとズッコケそうになった。

「ん?」

 呑気に返事をした水瀬は、素っ裸のままベッドに寝っ転がって、カバンの中から取り出したスナック菓子を、もしゃもしゃ貪っていた。

「…あのね、何してんのよ、あなた」
「え、だっていっぱいエッチしたら、お腹空いたんだもん。これねー、今日しーちゃんから貰ったの。超おいしいんだよ」
「…………。あ、そう。メシは?」

 時計を見れば、すでに7時になろうかという時刻。
 今からそんなスナック菓子を食べていて、夕食はどうするつもりなのかと、石田が尋ねれば、水瀬はしれっと「お腹空いたら食べる」と、何となく見当違いなことを答える。

(だったらそんなお菓子食ってないで、メシ食えばいいじゃん…)

 至極まっとうなその意見を、石田はあえて口にはしない。

「もうすぐ風呂沸くけど?」
「入る! あ、石田も一緒に入る?」
「結構です」
「何で? 一緒に入ろうよ。で、体洗って?」
「ガキか!」

 たいていの男ならノックダウン寸前の水瀬のセリフも、旧知の石田には通用しない。
 分かっていて言ったので、水瀬のほうも特に気を悪くするでもなく、袋に残っていたスナック菓子を一気に口の中に滑り込ませると、口をモグモグさせながらバスルームへと向かった。

Fortune Fate

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7. 無邪気にはにかむ確信犯


 水瀬が風呂に入っている間に、グチャグチャになったシーツやら、脱ぎ散らかしたままになっていた水瀬の制服らを片付けていたら、石田の携帯電話が音を立てた。

「あーはいはい」

 ベッドに丸めたシーツを放り投げて、石田は急いでカバンから携帯電話を取り出した。

「………………。はぁ?」

 背面ディスプレイに表示された、発信者の名前―――――水瀬環。
 本当に、「はぁ?」だ。

(アイツ、風呂入ってんじゃねぇの?)

 訝しく思いながら、石田は水瀬かららしい着信を受ける。

『あ、石田ー』
「……何、お前。風呂入ってんじゃねぇの?」

 出てみれば、やはりその電話は水瀬からで。
 何が何だか、訳が分からない。

『あのさー、パンツ持って来るの忘れたから、持って来て?』
「はぁ?」
『だからー、パンツ!』
「ちょっと待て、お前、今どっから電話…」

 電話越し。
 妙に響いている水瀬の声。

「……お前、風呂から掛けてんの?」
『そう』
「待て待て待て。何で風呂にケータイ持ってってんだよ!」
『暇だから』
「…………」

 よく分からない理由を、さも当然のように言ってのけて、水瀬は『早く、パンツー』とデリカシーの欠けらもないことを口にする。

「あーもう! 今持ってくから!」

 何で携帯電話は持っていって、肝心の下着は忘れていくんだ!?
 それでも慣れた手つきでタンスを漁ると、石田は言われたとおりに下着と着替えを持ってバスルームに向かった。

「おー、ご苦労ご苦労」

 脱衣所とバスルームを仕切るドアを少し開けて、ご所望の着替えを用意したことを伝えれば、湯船の中の水瀬が満足そうにそう言った。

「ホントにお前は…」
「あ、石田。もう1個お願い聞いて?」
「はぁ? 何だよ」
「ケータイ、そっちに置いて? 濡れちゃう」
「……」

 だったら最初から風呂になんか持ってくんなよ! ―――――とは、言っても聞かないだろうから、あえて何も言わず、石田は携帯電話を受け取るため、バスルームの中に入った。

「水瀬、ケータイ」

 ホラ、と差し出された石田の手。
 ニヤリ。
 水瀬の口元が少し上がったのを、石田は見ていなかった。

「え? ――――うわっ!?」

 携帯電話を受け取るために伸ばされた石田の手は、なぜか水瀬にしっかりと掴まれて。
 しかもあろうことか、その手はグイと、湯船の中にいる水瀬のほうに引っ張られて。

 結果。

 ザッバーン! と、派手な音と水しぶきを上げて、石田の上半身は、そのまま湯船の中に上半身を突っ込んでしまった。

「~~~~~~…………おま……」
「ひゃはははは」
「笑ってる場合かーーーー!!!」

 石田の荒げた声は、バスルームということもあって、大きく響き渡ったけれど、水瀬はまったくそれに怯むことなく笑い続けている。

「つーかお前、ケータイは!?」

 上半身ずぶ濡れ。
 こんな状態にさせられてもまだなお、そうした張本人の携帯電話の心配をするあたり、石田のお人よし加減は大したものかもしれない。
 ハッと周囲を見回しても、水瀬の携帯電話らしき物体は見当たらなくて、まさか湯船の中に落としてしまったのかと、石田はさらに焦る。

「水瀬、ケータイ…」
「それはもういいの」
「もういいって…」
「だって、ケータイもう向こうに置いてあるし」

 そう言って水瀬が指差したのは、脱衣場の方向。
 石田は脱衣場と水瀬の顔を交互に見た。

「は?」
「ま、いいじゃん。石田もこんだけ濡れたんだから、風呂入んなきゃだろ? 入ろ?」
「…………」

 えっと。
 えっとー…。

 最初、一緒に風呂に入るのを断って。
 1人バスルームに向かった水瀬に、パンツがないから持って来いと携帯電話で呼び出され。
 濡れたら困ると携帯電話を受け取ろうとしたところで、湯船に上半身を沈められ(しかもすでに携帯電話は脱衣場に片付けられていて)。
 結果、一緒に風呂に入るはめに。

「……て、お前、わざとかーーーー!!!!」
「ひゃはははは!」

 パンツを持たずに携帯電話を持っていったのも。
 携帯電話を片付けろと、わがままを言ったのも。
 すべては、当初に断られた、『一緒にお風呂』を実行するための、伏線でしかなかったのだ。

「入るよね? 石田」
「………………」
「ね?」

 無邪気に笑っている、確信犯。

「…………はい」

 ヘタレ石田の、下克上への日は遠い。





*END*

Fortune Fate

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22. 塗り潰してしまって。 (中編)




*****

 あんなに暑かった夏が、嘘のようにおだやんだ、秋。


「なぁ貴久ぁ」

 テレビから哲也に視線を移せば、声を掛けてきたにもかかわらず、哲也はまだ下を向いたままデザイン用紙を見てる。

 相変わらずな関係の、俺と哲也。
 そりゃそうだ。
 そうなるように、俺はずっと"普通"に振る舞ってきたんだから。

 なのに。

「俺、そろそろ……ここ、出ていこうと思って」

 いつもみたいに、テレビを見ながらたあいのない話をして。
 哲也はテーブルいっぱいにデザイン用の紙やらペンやらを広げてるし、俺はもう1本缶ビールに口を付けてて。

 別にいつもどおり。
 何も変わったことなんかない、そんな状況で。
 哲也はおもむろに、そう言った。

「は…? 何て?」

 いや、聞き取れてはいたんだけど。
 何? は? 意味分かんない。

「ここ、出ていく」

 ペンを置いた哲也が、ゆっくり俺のほうを向いた。

「な…何、急に」

 ずっとビールで喉を潤してたはずやのに、急に喉がからっからになって。うまく声が出ない。

「急に、ていうか……ちょっと前から考えてて」
「何で? 俺、何かした?」
「別に貴久が何かしたとか、そういうんじゃなくて」
「じゃあ何?」
「だってホラ……一応ここには、次の宿が見つかるまで、てことだったじゃんか?」
「住むトコ、見つかったってこと?」

 問えば、哲也は少し視線を落とした。

「一緒に住まない? て言ってくれる人がいて…」
「………………」
「その人に、好きだって言われた」
「、」

 急に。
 サーッと酔いが醒めていくのが分かって。
 哲也が顔を上げてこっちを向いたのに、まともに顔見られない。何も言えないのは、どうでもいいからじゃなくて、動揺しすぎて言葉が出ないから。

 確かに、哲也の世界は、別に俺や啓ちゃんとの繋がりだけで出来てるわけじゃなくて、俺ら以外にもいっぱい友達いるだろうし、客商売だからその関係の知り合いだっている。

 俺の知らないところで、哲也の世界はどんどん変わっていって。
 俺らの関係が変わらなくても。

「哲也は……好きなの? その人のこと」

 やっと絞り出した声。
 気持ち悪いくらい、心臓が速く打ってる。

「……んー、どうかな。でも、一緒にいて嫌じゃないから。きっともっと一緒にいたら、好きになると思う。やっぱり自分のこと好きでいてくれる人の側にいたいじゃん」

 ソイツのことを思ってか、哲也が少しはにかんだように笑って。
 何だかそれが、まるで知らない人の笑顔に見える。

「……それじゃ、まるで俺はお前のこと、嫌ってるみたいだ」

 こんなにも好きなのに。
 ずっと、想ってたのに。

「でも貴久、俺のこと嫌いじゃないけど、別に好きでもないだろ?」

 ―――――…………、

「何、で…」
「え?」
「何で、そんなこと言うんだよ…」

 別に好きでもない?
 何でそんなこと言うんだよ。
 俺は、

「貴久?」

 俺は……


「………………お前がそうしたいって言うんだったら、そうすればいいじゃん」




 俺は、何を言ってるんだろう…。
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22. 塗り潰してしまって。 (後編)


「貴久、お前、死にそうな顔してるけど」

 翌朝、会社で顔を合わせた啓ちゃんが、挨拶もそこそこに、開口一番そんなことを言ってくる。

「もう死んでしまいたい…」

 死にそうなくらいひどい顔してんのは、自分が一番よく分かってる。朝、鏡を見たとき、ホントにひどいって思ったもん。
 だって、昨日は一睡も出来なかった。

 出ていくって言った哲也を、今度こそ、引き止められなかった。
 別にもう、行く当てのない、ホームレス寸前の哲也じゃない。自分のことを好きでいてくれるヤツのところに行くんだって。
 そんなの、引き止められるわけないじゃん。

「なぁ貴久。お前、ホントにそれでいいの?」
「…………え?」

 主語のない啓ちゃんの言葉に、一瞬何のことか分からずキョトンとなったけど、すぐに昨日のことと結び付く。

「啓ちゃん、何か知ってんの?」
「ん? お前がテツを他の男に取られたくらいしか」
「取らっ……取られてない! 何それ!」
「バッ……声デカイっ…」

 ここが会社やってことも忘れて声を大きくした俺を、啓ちゃんが思いっ切りど突いた。

「取られたも同然だろ? テツが出てくんだから」
「もう、哲也から聞いたの?」
「うん。一緒に住もうって言ってくれる人がいるのは、前にちょっと聞いたけど…………お前に話したら賛成してくれたって、昨日メール来た。賛成したんだ?」
「………………あぁ」

 賛成?
 あぁ、確かに反対なんかしなかった。
 だって、答えは最初から、それしかなかった。


「ホント不器用だな、お前ら2人」
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23. ねぇ。ちゃんと聞いて! 俺の話を! (Please hear me!) (前編)


 何でもなかったことになんか、出来るのかな?


***

 哲也が出ていくって言い出してからも、別に俺らの状況は何も変わらなくて。
 朝一緒に家を出て、仕事が終わって帰って来たらメシ食う。
 哲也は服のデザインをがんばってるし、俺は時々持ち帰りで残業したり、そうじゃないときは邪魔にならないようにテレビを見たり。

 俺もそうだけど、哲也自身も、自分がここを出てくって話題には触れないようにしてて、だから表面的には今までと何も変わってない。

 別に哲也が荷物を纏めてる風もなくて、何だか本当に、哲也はここを出ていこうとしてるのかな、とか思えてくる。
 でも時々哲也は遅く帰って来て、こんなとき、その哲也のことを好きだと言ったヤツと一緒なのかな、なんて思う。

 こうやってるうちに、哲也の気持ちはどんどんソイツのほうに傾いてくのかなぁ…。

「貴久、さぁ」
「ん?」

 いつもみたくテーブルに紙を広げてるけど、今日は全然手が動いてない。煮詰まってんのかなぁ、なんて思ってたら、哲也が声を掛けてきた。

「どうした?」
「俺、ここ出てくって言ったとき、貴久、俺の好きにすればいい、みたいなこと言ったじゃん?」
「…………うん」
「もう……前みたいには、止めてくれないんだね」
「え?」

 哲也を見れば、けれど下を向いたまま、真っ白な紙を見つめてる。

「哲也?」
「もし貴久が止めてくれたら、断ろうと思ってたんけど………………明日、出てくな?」
「……え…」

 ―――――…………

 頭ん中、真っ白になって。
 何が何だか、わけ分かんない。
 ただ、哲也が明日にはここからいなくなってしまう、そうしようとしてることだけは、事実で。

「お前が……自分を好きでいてくれるヤツの側にいたいって言ったんだぞ」

 バクバクと、心臓がうるさく鳴ってて。
 頭ん中、グチャグチャで、わけ分かんなくなってんのに。
 なぜか口からは、やけに冷静に言葉を吐き出してる。

「…ッ、そりゃそうだよ。好きとも嫌いとも思われてない相手と一緒にいるより、そのほうがいいに決まってんじゃんっ!」
「、それ、俺のこと言ってんのか?」
「他に誰がいんだよ! この鈍感!」
「何だと!?」

 思わずテーブルを拳で殴る。
 売り言葉に買い言葉。
 お前に鈍感なんて言われたくないわ! って、頭に血が上った。

「鈍感だから鈍感だって言ってんだよ! 俺の気持ちなんか全然知らないくせに!!」
「なら―――――……お前は、俺の何知ってんだよ!」

 好きとも嫌いとも思ってない?
 そんなどうでもいいような感情で、ずっと一緒にいたと思ってんのか?
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カテゴリー:アスファルトで溺死。
テーマ:自作BL小説  ジャンル:小説・文学

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